大阪城公園(大阪市中央区大阪城1)で1月15日、「Tシャツ戦隊プリントレンジャー」によるクリーンランイベントが行われた。主催はトミーズコーポレーション(大阪府泉大津市)。
オリジナルTシャツの作成を手掛ける同社が「オリジナルTシャツ作りを広めたい」と企画した同イベント。参加者は背中に戦隊レンジャーをプリントしたTシャツを身にまとい、コースを走りながらごみを拾う。当日は、寒波の到来で朝方は雪もちらついていたが、元気よく出発した37人のランナーの手により次々に園内のごみは収集されていった。
前回の参加者からの声を受け「小さいお子さんもTシャツ戦隊の一員として参加できるよう、キッズサイズのTシャツも用意した」と話すのは同社の的場一祥さん。前回に比べ家族で参加する人も増え、ごみを見つけてはわれ先に拾う楽しそうな子どもたちの姿が見られた。
ほかに、拾ったごみに応じて「重いで賞」「大きいで賞」、1番早くゴールした人に「速いで賞」の賞を用意。ゴール後のひとときを盛り上げた。一方、予想外だったことも。参加申込時にTシャツ前面に手描きのイラストなどをプリントオーダーできるようにしたサービスの利用者はわずか。メッセージや名前を入れた利用など一部の人のみにとどまったことに対し「思いのほか、純粋に大阪城公園をきれいにしたい、という参加者が多かったよう」と的場さん。「ごみを減らすために実際に行動することが大切。こうした取り組みを今後も続けていきたい」と抱負を語った。