花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で現在、クリスマス恒例イベント「植物でたどるクリスマス」が開催されている。
クリスマスにゆかりのある植物を楽しめるよう植物園ならではの趣向を凝らした展示を行う同イベント。
目玉企画は約15分間のライブ解説で、期間中、毎日3回行う。クリスマスの起源やイエス・キリストの誕生を祝うため東方の三賢者が持参したとされる「金」「乳香」「没薬」の実物を紹介し、「乳香」「没薬」が実際どんな香りだったのかを確かめることができる。
同館中央のフラワーホールでは、色とりどりの「ポインセチア」や「クリスマスブッシュ」「クリスマスベル」などクリスマスゆかりの植物を展示するほか、サンタクロースがのぞくサンタハウスを設置。広報担当の井上聖子さんは「サンタハウスの左半分から北半球、右半分から南半球のクリスマスを演出している」と話す。現地から飾り物を取り寄せたり、モミの木のないメキシコやハワイでどのようにツリーを飾っているかを再現したり、世界のクリスマスを楽しめるようにしている。
このほか、今年初の試みとして、特定日の17時30分~21時に入園できる「ウィンター・ナイト・ガーデン」を行う。コンサートやカフェを用意するほか、館内の植物や噴水ライトアップを行う、「普段と違うムーディーな夜の植物園を楽しんでもらえたら」と井上さん。
開館時間は10時~17時(ウィンター・ナイト・ガーデンは12月3日・4日・10日・11日)。ライブ解説は、11時30分~、13時30分~、15時30分~(各約15分)。入館料(大人)は500円(中学生以下、証明書提示で大阪市内の65歳以上無料)。今月25日まで。