京橋駅近くのバー「Long Bar京橋店」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6881-1631)が2月17日、オープン7周年を迎えた。
落ち着いた雰囲気が流れる本格派のショットバーとして利用される同店は、同業者からの評判も高い。メニューには、スタンダードカクテルやバーボン、ウイスキーのほか、年代別に貴重なものなどそろえ、700種類近くのボトルが並ぶ。
出店場所を京橋に選んだ理由について、「京橋の持つ独特な空気と人に魅力を感じたから、ここでオープンしようと決めた」と、オーナーでバーテンダーの和田弦さんは7年前を振り返る。
近くでは閉店するバーも多い中、同店が7周年を迎えた理由として、「お客様にアルコールの魅力を伝えることを大切にしている。バーという場所に敷居を高く感じる人もいるかも知れないが、気を張らず自分だけの時間が過ごせる空間を意識しているからでは」と話す。その言葉通り、利用客が好み味を伝えれば、他店では見慣れないものやウイスキーの香りや特徴を生かした飲み方を提案してくれるのも同店ならでは。そのほか、葉巻も豊富にそろえる同店では、「シガーのお陰でゆっくり酒を楽しむことを覚えた」と話す利用客も少なくない。
2007年に「スブロッカ全国ケータイカクテル・コンペティション」で銀賞を受賞するなどの実績をもつ和田さんの新たな試みにより、「カクテルの新しい可能性に目を向けるお客様が増えた」(和田さん)という。
7周年を迎え、「アルコールの世界に引き込まれるお客様と、時間を共有できた時にやりがいを感じる。これからはバーという文化が京橋でより愛されることが目標。気分の良い時も、疲れた時も、こちらで自分を見つめるための時間とお酒を楽しみにきてほしい」と和田さん。
現在、ウイスキーをテーマにしたイベントを企画中だという。営業時間は19時~翌4時(日曜のみ=20時~翌1時)。