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大阪歴史博物館で「難波宮前夜の王権と都市」展 大阪の起源に迫る

難波にもたらされた百済土器 古墳時代後期から飛鳥時代 大阪文化財研究所保管

難波にもたらされた百済土器 古墳時代後期から飛鳥時代 大阪文化財研究所保管

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 大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4、TEL 06-6946-5728)で現在、特別企画展「都市大阪の起源をさぐる 難波宮前夜の王権と都市」が開催されている。

「武人形埴輪」

 645年に難波遷都が行われた大阪の上町台地は、古い時代から政治・外交施設や寺院が造られてきたと「日本書紀」に記されており、人や物が行き交う都市的な状況が難波宮以前に生まれたと考えられている。今回は、大阪文化財研究所の協力なども得ながら行われたこれまでの発掘調査の成果として明らかになった、難波宮が誕生する以前の状況を多くの人に紹介したいと同館が企画。当時の地形・自然環境を復元した古地理図や、豊富な出土品、発掘現場の写真約200点を展示する。

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 展示はテーマに分けて4章で構成。第1章では、古墳時代のものとされる「子馬形埴輪」「武人形埴輪」などを展示し、当時の地形と環境を紹介。第2章・第3章では、5世紀に同館南側に位置する法円倉庫群でガラス小玉や土器、須恵器などの製造が盛んになっていたことの紹介。第4章では、6世紀から7世紀に前半に織物や土師器などさまざまなものづくりの場へと発展していったことを発掘物から紹介する。

 当館学芸員の杉本厚典さんは「見つかった様々な発掘物により、都市大阪の歴史を知ることができた。たくさんの人に見に来てほしい」と話す。

 関連企画として、7月30日には学芸員や大阪文化財研究所所長による都市の形成に関する講演会を開くほか、8月7日・27日には学芸員による展示品についての解説を予定する。

 開催時間は9時30分~17時。火曜休館。入場料は、大人=600円、高校・大学生=400円、中学生以下無料。8月29日まで。

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