大阪市城東区の蒲生公園で11月23日、区民らが歌や踊りなどのパフォーマンスを披露する「第4回 城東区SARUGAKU祭」が開催される。
同イベントは、区民で構成されている「城東区ゆめ~まち~未来会議」のプロジェクトの一環で、「音楽・芸術による潤いのあるまちの実現」を目指した取り組みの一つ。同区の野江から関目一帯は、1030年ごろまで「榎並荘(えなみのしょう)」と呼ばれる法隆寺の荘園だったことが判明している地域で、その後室町時代には荘名にちなんだ「榎並座」と呼ばれる猿楽集団が隆盛を誇ったという。同エリア内にある榎並小学校の脇には、「榎並猿楽発祥の地」の石碑も立ち、猿楽にゆかりの深い地であることから、歌や踊りのパフォーマンスを中心にしたイベントを企画。今年4回目を迎える。
ステージには、「よさこい」を踊る地域のグループをはじめ、太鼓・歌・ダンスなどさまざまなパフォーマンスを披露する団体・グループ40チーム余りが出演予定。観世流能楽師の水田雄晤さんを講師に「城東区榎並猿楽講座」として、「舞囃子」の演舞やワークショップも行われる。
飲食や物販、遊びコーナーの出店、景品を進呈するスタンプラリーなども用意する(先着600人)。
開催時間は9時30分~16時。入場無料。