大阪・天満橋のOMMビル(大阪市中央区大手前1)で 5月10日、難病の子どもの夢を応援するチャリティーイベント「第4回WCSウオーキング大会in大阪」が開催された。主催はNPO法人「日本自然医療協議会」。
自身や身近な人の健康を維持する大切さを再認識することを目的に、東京・大阪で開催されてきた同イベントは、今回で4回目。大阪での開催は2度目になる。東京で行われた前回大会では、雨天にもかかわらず2200人の参加者を集めた。参加費は500円で、難病の子どもの夢を支援する一般財団法人「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」にすべて寄付される。
会場には、4歳から85歳まで一般応募の参加者ら約700人が集合。開会式では、2008年から2011年に世界一周のアースマラソンに挑戦した間寛平さんやフリーアナウンサー梅田淳さんらのトークショーが行われた。間さんがアースマラソン挑戦時に前立腺がんが発見された話など、運動と健康にまつわる話題が飛び交った。間さんは「7年前から砲丸投げを始めた。体力作りにはウオーキングが一番良い。5年後に開催されるマスターズの10種競技にも参加したい」と自身の抱負も語った。会場ではほかに、新リンパ療法や長命整体などの無料セミナーも行われた。
ウオーキングコースは大川沿いを北へ、毛馬公園と大阪城を回る一周約8キロのコース。参加者は時折ベンチに腰を下ろしたり、写真を撮ったりしながらおのおののペースで歩いた。この日の大阪の気温は24度と暖かく、上着を腰に巻くなど暑さ対策をする人も目立った。「近くに住んでいるが、こういった機会がないとなかなか歩かない」と話す70代男性や、「前回も参加した。ウオーキングを楽しみ、わずかながら社会貢献ができてうれしい」と話す30代夫婦など、参加者は約2時間の春のウオーキングを楽しんだ。