大阪市立榎本小学校で1月28日、大阪青年会議所が手掛ける社会人講師事業の一環として紙飛行機の指導員による「紙ヒコーキを楽しもう!~作る、飛ばす、遊ぶ」授業が行われた。
同事業は大阪で暮らす社会人が市内の小・中学校で教壇に立ち、それぞれの専門分野や社会人としての心構えを子どもたちに伝える機会を提供するもの。「次代を担う子どもたちを社会全体で育てよう」をテーマに年間60授業を予定し、これまでに「iPadでCMを作ろう」などさまざまな授業を行ってきた。
同授業は小学6年生を対象に日本紙飛行機協会認定指導員の前田正勝さんを講師に迎え、「紙ヒコーキ」の4つの楽しみ「作る楽しみ」「科学する楽しみ」「飛ばす楽しみ」「スポーツする楽しみ」を通じて、経験や理解を深めることを目的に行われた。子どもたちは前田さんが作った紙飛行機を「どうすれば遠くへ飛ばすことができるか」と興味深く観察し、試行錯誤しながら自分たちでも製作。トンボ型の紙飛行機にはそれぞれがメッセージを添え、スタッフが一斉に飛ばしたもの中からキャッチしたものを自分に当てられたメッセージとして受け取った。同小6年の堤田さんは「紙ヒコーキの飛ぶ仕組みが分かってよかった。楽しかった」と笑顔で話した。
講師を務めた前田さんは「興味を持って、熱心にやってくれていた。とても楽しそうにしている子どもたちを見られてよかった」と語った。