大阪・桜ノ宮に3月12日、新潟に本店を持つ和菓子店「菓匠 若松園義正(かしょうわかまつえんよしまさ)」(大阪市都島区中野町5)がオープンした。
同店は創業49年で新潟県民に昔から親しまれている和菓子店。全国の百貨店の催事に出店している中で特に関西での評判が良く問い合わせが多かったことから、県外では初めて大阪に出店。「自然が多く大阪の中でも四季を感じられる風情のある下町」と桜ノ宮に決めた。
店内の商品は全て新潟から直送。「わらび餅」(500円)や「笹だんご」(630円)など、本店と同じ味を楽しめる。全国名水百選にも選ばれた新潟県長岡市栃尾の「杜々の森湧き水」を使うなど素材にもこだわる同店。代表作は「名水竹筒水ようかん」(630円)で、餡(あん)には北海道産の小豆、砂糖は高純度の氷砂糖、国内産の糸寒天を使い、甘さは控めにし素材の風味を引き立たせている。
店長の笹森泰之さんは「これからの花見シーズンには『さくら餅5個入り』(750円)や『苺さくら餅3個入り』(600円)を用意しているのでぜひ来てほしい」と笑顔を見せる。「地域に根付いた店づくりを目指したい」とも話し、「老人ホームに和菓子をお見舞いに持って行ったり、地元の小学校のイベントとコラボレーションしたりできれば」と意気込みを語る。
店内には簡単なイートインスペースも用意。わらび餅などの試食を用意し、近所の人が気軽に立ち寄って話ができる空間にしているという。
営業時間は11時~20時。