バルイベントの開催や京橋TVの配信開始など、地域を盛り上げていこうとする動きが目立った広域京橋圏。京橋経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキングの1位に輝いたのは、日本代表選手の協力の下実現した小学校での「フィンスイミング教室」の開催を伝える記事だった。
ランキングは今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大阪の小学校で「フィンスイミング」教室-日本代表4選手が指導(7/30)
2. 大阪・蒲生にイタリアンバール-古民家再生プロジェクトで(5/2)
3. 大阪・蒲生にパン新店-古民家改装、パン生地卸業主が自ら開業(5/14)
4. 京橋に「シンデレラ」テーマのコンセプトレストラン-「カボチャの馬車席」も(6/22)
5. 京橋にちゃんぽん専門店「昇龍軒」-客も驚くボリュームが売り(7/11)
6. 鶴見で「アイデア貯金箱」コンクール上位入賞作品展-応募81万点(1/7)
7. 京橋に体に優しいカフェ「Chien」-有機野菜を使った「ロー」ジュースも(8/28)
8. 京橋京阪モールに「クリスピー・クリーム・ドーナツ」-オープンで行列(3/23)
9. 京橋・京阪モールに「クリスピー・クリーム・ドーナツ」-大阪4店舗目(3/2)
10. 京橋にイタリアンレストラン「NINE」-幼なじみ同士が出店(4/26)
「フィンスイミング」は、「フィン」と呼ばれる足ひれをつけることによってより早いスピードを得られる泳法。同泳法の普及に努めている日本代表の谷川哲朗選手と、児童の水泳指導に力を入れている追手門学院小学校教員の野村圭吾さんが大学時代の先輩・後輩だったことから実現した。オリンピック種目ではない同競技だが、オリンピック開催年で各種スポーツに注目が集まりテレビ番組などでも取り上げられアクセスを伸ばしたようだ。
2位以下は例年通り飲食店の話題がランクイン。特に今年勢いを見せたのが、上半期PVランキングでも上位を独占した「がもよんプロジェクト」。同プロジェクトは新規事業プロデュース、経営コンサルティングなどを手掛ける山口企画が4年前に立ち上げたもので、蒲生に残る長屋などの古民家を生かした店作りで地域を盛り上げようというもの。現在同プロジェクトによりオープンしている店は8店舗。その中から2位にイタリアンバールの「ISOLA(イゾラ)」、3位にパン店「R&B Gamoyon(アールアンドビーガモヨン)がランクインした。
立ち飲み店が多く昔ながらの下町の印象が強い京橋に、カフェや女性好みのコンセプトレストランが続々登場したのも今年ならでは。4位の「シンデレラ」がテーマのコンセプトレストランや、7位の体に優しいカフェ「Chien(シアン)」、8位と9位にランクインした「クリスピー・クリームドーナツ」のオープンなどに関心が集まった。ボリュームにこだわる5位の「昇龍軒」や市場から仕入れる野菜が特徴的な10位の「NINE(ナイン)」など、こだわりを見せる飲食店もランクインした。
大阪城での大規模なイベントや今年11月にオープンした大衆演劇場「羅い舞座(らいぶざ)」などエンターテインメントでも盛り上がりを見せそうな2013年。これからも広域京橋圏の動向をいち早く伝えていきたい。