新スタイルの完全会員制親子レストランカフェ「コカトバジ」（大阪市都島区友渕町2、TEL 06-6922-8123）が11月27日、ベルファ都島1階にオープンした。

　同店オーナーの中島さんは、大阪府警の元刑事。「ファミレスに子ども連れで行っても、子どもが騒いだりして回りに気を使い、結局リラックスするどころか疲れて帰ってくるお母さんが多い。だから、お母さんがリラックスして食事やおしゃべりを楽しめる空間作りにこだわった」と、刑事時代の経験に基づく徹底した安全対策の中で子どもを自由に遊ばせながら、親が安心して過ごすことができるカフェを考えた。

　117坪の広々とした店内に、座席は110席。「低年齢層の子どもの遊び場」や「子どもの遊び場＆スペース」「イベント・縁日ブース」などを設け、さらに「おむつ交換室」「授乳室」も完備する。フロア4カ所に設置されたカメラとモニターで、遊んでいる子どもの姿を確認しながら、親はゆったりと食事や会話を満喫することができるほか、幼稚園教諭や保育士資格者である店内ホールスタッフ（全員女性）が、子どもたちの遊び相手になることもあるという。

　不審者や連れ去りを完全にシャットアウトするため、同店は12歳以下の子ども連れ客のみ入場可能。完全会員制（無料）だが、「今のところ、来られた方は100％会員になっている。個人情報漏れなど心配する声が多い中、100％というのはとてもうれしいこと」（同）。

　オープン日には、関西ローカル番組「ちちんぷいぷい」や「痛快エブリディ」、ニュースや新聞など、数多くのマスコミで紹介された同店。「テレビなどを見たお客様が、京都や兵庫県など遠方からもやって来る。土曜・日曜は特にたくさんの方が来店した。今後もお母さんの意見を取り入れていくつもりなので、何かご意見があればどんどん提案していただければ」（同）と話す。

　営業時間は10時～21時。12歳以下の子どもは15分100円の入場料が必要。