京阪京橋駅構内にあるJTB京阪トラベル京橋店の店頭に9月10日・11日、西日本15府県の「ゆるキャラ」たちが入れ替わり立ち替わり登場し、それぞれの出身地をPRした。

四国4県ご当地キャラが勢ぞろい

　京都、大阪、兵庫のJTBの8店舗を3～5体ずつ6グループに分かれたゆるキャラたちが1会場30分ずつ順に回る同キャンペーン。同店には11日午前、四国のゆるキャラ4体が登場。世界進出を果たしたという「すだちくん」（徳島県）、童話「泣いた赤鬼」に出てくる友達思いの「親切な青鬼くん」（香川県）、焼き鳥とタオルの町今治生まれの「バリィさん」（愛媛県）、そして「坂本龍馬くん」（高知県）。

　「志国高知龍馬ふるさと博は3月までやっています」と声を張り上げるのは、高知から観光PRに来ていた天然温泉「三翠園」の友竹論さん。「昨年は高知の一人勝ちだった。その勢いを今年、来年も続けたい」と息巻く。大河ドラマ「龍馬伝」の影響で、昨年は前年比135％に当たる435万人が訪れたという高知県。その約4分の1を占めるのは関西圏からの旅行客で、「高知にとって最もお得意先」（友竹さん）だという。

　「すだちくんだ」と真っ先に駆け寄ったのは城東区から訪れた渡辺菜月ちゃん（6）。昨年徳島県の鳴門に2泊の家族旅行をしたという。「徳島のすだちくん、知ってる。ほかに四国には高知、香川、愛媛がある」と元気に話した。母・典子さん（36）は「（娘が）キャラクター好きなので楽しみに来た」という。

　JTB西日本国内商品事業部の釋野（せきの）崇さんは「キャラクターと触れ合うことで旅行先の土地を身近に感じてもらえたら」と期待を寄せた。