京橋駅コンコースで4月1日、「淡路カーネフェア2011」フェアが行われ、淡路島産のカーネーションの無料配布と東日本大震災の義援金募金活動が行われた。
生花卸業者の鶴見花き(大阪市鶴見区茨田大宮2)が企画した同フェアは、「母の日にカーネーションを」を合言葉に淡路島カーネーション生産者らと卸業者らが共同し、通行人にカーネーションを無料で配布するもの。昨年から開催しているが、今年は「阪神大震災の時にみんなに助けてもらった」という思いの下、東日本大震災被災者募金活動も併せて行った。
生産者らが自ら育てたカーネーションを手から手へ配布する中、生産者の一人、河上勝規さんは「日本全体が沈んでいる中で花を生けて少しでも心が和めば」という気持ちで配ったという。約3,600本用意したカーネーションは2時間ほどで配り終えた。
門真市から来た松井翼さんは「花はなかなか自分では買わないのでうれしかった」と笑顔で話す。「淡路島の心が入っているので良かった」などの声もあった。
集められた義援金は神戸市役所を通じて日本赤十字社義援金受付窓口へ寄付される。