来年秋に開催される「第1回大阪マラソン」の開催1年前イベント「大阪城ファミリーラン」が10月24日、大阪城公園で開かれ、約800人の参加者が秋の大阪城公園を駆け抜けた。

「あと371日」のボード前で、橋下府知事ら

　2011年10月30日に行われる同マラソン。コースは、大阪城公園をスタートし、中之島、御堂筋、通天閣、京セラドームなど大阪の主要地をめぐり南港のインテックス大阪がゴールとなる42,195キロ。約3万人が参加を予定する。

　24日11時、ファミリーランに先駆けてステージトークショーが行われた。大会顧問の橋下徹・大阪府知事と平松邦夫・大阪市長、大阪マラソン組織委員会の横川浩会長、ゲストランナー月亭八光さんが登壇。フルマラソン5時間10分台の記録を持つ八光さんは「大阪マラソンは（抽選に）応募して楽しみ、当たって楽しみ、走って楽しみ、そして終わってからは吉本の笑いで楽しめるものにできたらいい」と来年への期待感をにじませた。

　11時30分には、橋下知事、平松市長、八光さんを先頭に812人の市民ランナーが大手前広場をスタート。平松市長は「今は5メートル走るのが精一杯（笑）。公務に差し支えると大変」との理由で途中棄権。市長を除く全員が極楽橋を往復する約2キロのコースを無事に走りきった。

　「おじいちゃんとおばあちゃんと走れてうれしい」と話したのは大東市の中道青空（そら）さん（6）。家族4人で参加した泉南市の川本敦さん（37）は「大阪マラソンでは自分も知らない大阪を知ることができるのでは」、妻・安矢（あや）さん（37）は「家族でフルマラソンを目指すきっかけになれば」とうれしそうに声を弾ませた。

　イベント終了後、橋下知事は「参加した皆さんの笑顔が素晴らしい。この笑顔が3万人集まって大阪市内を巡ればすごいことになる」、平松市長は「参加する3万人のランナーと合わせて、関係者、応援する人などみんなで盛り上げていくお祭りにしたい」と意気込みを語った。

　参加者募集は来年2月～を予定。問い合わせは専用ダイヤル（TEL 06-6944-1250）まで。