京橋のガラス工芸専門店、夏祭りでとんぼ玉作り

ガラスを溶かしながら作る「とんぼ玉」。ちょっとしたバランスの違いでいろいろな形に変化する。

ガラスを溶かしながら作る「とんぼ玉」。ちょっとしたバランスの違いでいろいろな形に変化する。

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 京橋のとんぼ玉・ガラス工芸店「kinari京橋店」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6351-9250)で8月21日・22日、「第1回喜南鈴(きなり)夏祭り」が行われ、とんぼ玉のバーナーワークが1時間500円(通常1,500円)で体験できる。

店頭にならぶ「とんぼ玉」などのガラス細工

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 とんぼ玉は、昔から大阪府和泉市、堺市などの泉州地区でつくられ、全国的にも有名だが、大阪市でも江戸時代からとんぼ玉作りが盛んに行われていた。玉造(たまつくり)の地名もそこから生まれたもの。「この機会に多くの方にとんぼ玉作りにふれていただけたら」(店長の三隅勇児さん)。

 色付きのガラス棒の先をバーナーで30秒ほど熱し、溶けて柔らかくなった丸くなったガラスを、別の棒に巻き付けて丸くする。それを繰り返して作品を作っていく。単純な作業だからこそ奥深い味わいが生まれる。同店の体験教室に週1回通っている井上斉子(なおこ)さんは、とんぼ玉作りの魅力について「堅いガラスが柔らかくなって、空間、奥行きができ、ひとつの世界を作り出すこと」と語る。

 同店の夏祭りでは他にもワイヤークラフト体験500円、金魚すくい100円、金魚をテーマにした作品コンペなどが行われる。

 営業時間は10時~19時半。要予約。

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