2007年から開催されている「子どもたちと青少年」のための国際的な演劇フェスティバル「OSAKA演博2010」が今年も、7月31日より8日間にわたって開催される。会場は、大阪市立芸術創造館(大阪市旭区中宮1)・大阪市立旭区民センター(中宮1)・大阪市立図書館(中宮1)・「イオン化粧品 シアターBRAVA!」(中央区城見1)。
世界から質の高い優れた作品を集め、幼い観客とその家族が楽しめる内容でプログラムを展開する同フェス。今年から、びわ湖ホール(大津市)、東京芸術劇場(東京都豊島区)、まつもと市民芸術会館(長野県松本市)とも連携し、来年以降も連携劇場がさらに拡大していく予定。
4年目となる今年は、世界13カ国からアーティストが集まり、「世界最高水準」の演劇とパフォーマンスを繰り広げる。全20作品・79公演のほか、国際シンポジウム・ワークショップ・遊びのコーナーなど、子どもと一緒に楽しめる多彩なプログラムを予定する。
公演作品の一つ、美倉茉奈・佳奈さんが演じる「ハンナとハンナ」は2001年のイギリス初演以来、多くの国で上演されてきたもの。シリアスなテーマを扱いながらも、数々のUKヒット曲を交えながら展開する友情物語。ほかにも毎日放送アナウンサーによる絵本の朗読会「おはなし夢ひろば22」や、ベトナム水上人形劇、新感覚のダンスパフォーマンス「カンパニー・アルコスム」などさまざまな作品を上演。
同フェス実行委員長の松原利巳さんは「ほとんどが1時間前後の作品なので、気軽にいくつもの作品がハシゴできる。大阪で世界を体験してもらいたい」と話す。
チケットは、大人=2,000円、子ども(4歳~高校生まで)=500円。一部別途料金公演あり。1日パスポート(4,500円)、2日パスポート(7,000円)も当日販売を予定。8月8日まで。