京橋の飲食店11店舗が5月10日から1カ月間実施した「富士ハイ」ラリーの表彰式が6月21日、立ち飲み店「力雅」（大阪市都島区東野田町3、TEL 06-6353-8110）で行われた。

　ラリーは「京橋をなんとか元気にできないか」と、立ち飲み店「明ごころ 洋食店」の店主・冨山修太郎さんが発案し、ウイスキー「富士山麓」を使用したハイボールのスタンプラリーを企画した。スタンプは「富士ハイ」1杯注文ごとに1回押すもの。

　ラリーで集めたスタンプ数トップに輝き表彰されたのは、「力雅」常連の「横綱さん」こと西川さん（58）。西川さんは期間中ほぼ毎日同店を訪れ、「富士ハイ」を注文。飲んだ杯数は168杯を数えた。「うちの店に入れた30数本のボトルのうち、3分の1以上は横綱さんが消費した。1日に15杯飲んでひとりでボトル1本開けたことも（笑）」（力雅の酒井さん）。ラリー開始前まではビールばかり飲んでいたという西川さん。「通風持ちなのでビールよりハイボールのほうが体に合うし、おいしい」と、今回のラリーがきっかけで「富士ハイ」にハマった。ラリー終了後の現在も毎日同店に訪れ、1日に何杯も飲んでいるという。

　表彰式で飲料メーカーの清水さんは「まさかここまでの本数が出るとは思わなかった。1人の人のパワーでここまで飲めるとは」と驚いた。西川さんには賞状と「富士山麓」のシングルモルト・18年ものが贈呈された。