大阪市内を流れる大川で一夜限りの「天の川」を再現するイベント「平成OSAKA天の川伝説」が7月7日に正式開催されることが決まり、5月21日に八軒家浜で記者発表が行われた。
大川にLEDを光源とするプラスチック製の球「いのり星」5万個を一斉に川面に放流する同イベント。「いのり星」は一般市民が購入し、願いを託した「天の川短冊」とともに放流される。市域の10%を占める「川」の水面を生かすことが大阪の都市景観づくりに最もふさわしいと、昨年「社会実験」として初めて実施された。
八軒家浜の「ひまわり船」内で実施された記者発表。昨年のハイライト映像を流した後、役員らがあいさつ。「来年につながるよう、正式な第1回目となる今回を盛り上げたい。大阪の役に立ちたい」(土居年樹会長)、「水都の最大のイベントとして、オール大阪で応援していきたい}(堀井良殷副会長)、「(大阪にはいくつか川があるが)大川や道頓堀は夕方からにぎやかになる場所。それに合ったイベントだと思う。21世紀の新しい祭りになればうれしい」(伴一郎委員長)。
放流エリアは八軒家浜から中央公会堂までの約1、9キロメートル(河川面積12.8ヘクタール)で、昨年の社会実験としての実施に比べ、規模を拡大している。
昨年放流した2万個のLED球の回収率は99.3%。今年も環境保護のため、回収船により5万個すべての回収を目指すという。
開催時間は6時30分~9時30分(予定)。6月9日・23日には試験放流も予定する(放流数各1,000個)。参加費は1口1,000円。受付数は5万口。