クラシックスポーツカーが近畿2府3県、約850キロの公道を走行するレース「La Festa Primavera2010(ラ フェスタ プリマヴェラ2010)」の53台の車が4月20日、大阪城天守閣前にゴールした。
今年で2回目となる同レースは、毎年秋に関東から東北地域を走る日本で唯一の国際クラシックカー連盟(FIVA)公認の公道ラリー「La Festa Mille Miglia(ラ フェスタ ミッレ ミリア)」の関西版姉妹イベント。大阪・梅田スカイビルをスタートし、三重・滋賀・奈良・京都各地の名所をたどり、ゴールとなる大阪城天守閣に到着した。
最初にゴールを決めたのは、1928年製造「RILEY 9 SPEED MODEL」の水野さん夫妻。3日間にわたるレースを「とても気持ちよく走ることができた。今日は雨だったが、桜を眺めながら快適に走行できて良かった」(水野誠一さん)と振り返った。
1957年製造「MASERATI 200SI」に乗ったタレントの堺正章さんは昨年も参加。「こういうのは(今回のカーレースは)人間ドラマですから。いかに周りといいコミュニケーションをとれるかが大事。今年のドライブテクニックは星5つ!」と話した。そのほか、「ギャラリーの人がたくさんいて励みになった」「いろんな人と知り合いになれるから楽しかった」「夫婦で参加したが今年も1回も(運転中に)けんかせず、仲良く走ることができた」というドライバーの声も。
夜はメンテナンス、昼は走行、という厳しいレースを無事完走した参加者たち。「来年も参加したい」――ほぼ全員が口をそろえていた。