「おおさかシネマフェス2010」開催へ-森繁久彌さん作品追悼特集も

昨年の「大阪シネマフェスティバル」表彰式の様子。各賞を受賞した俳優・監督・脚本家ら12人が表彰式に出席

昨年の「大阪シネマフェスティバル」表彰式の様子。各賞を受賞した俳優・監督・脚本家ら12人が表彰式に出席

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 大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)で3月6日・7日、関西の映画ファンによる映画祭「おおさかシネマフェスティバル2010」が開催される。

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 同フェスは、1976(昭和51)年から開催されてきた「おおさか映画祭」が前身となっており、5年のブランクを経て2006年にリニューアル復活。今年で5回目を迎える。昨年度より「大阪アジアン映画祭」と統合し、その一部門として開催。日本映画の祭典とアジア映画の祭典を併せ持った映画の一大イベントになっている。

 6日は、昨年11月に亡くなった大阪出身の名優・森繁久彌さんの作品を追悼特集。駅前シリーズでおなじみの「喜劇・駅前競馬」や代表作「暖簾」を上映するほか、作家・藤本義一さんがトークショーを行う。7日は、恒例イベントである2009年・ベストテン作品賞&個人賞の発表と表彰式を開催。大阪で昨年公開された映画を対象とし、年間200本以上の映画を見た投票委員により選考された「ベストテン作品」と「個人賞」を発表する。個人賞は、技量に加え、大阪または関西にゆかりのある人物であることを大きな判断材料としている。

 「関西の映画人を元気づけ、交流の場を作っていきたい。『大阪の映画を盛り上げる』をポリシーとし、大阪らしさにこだわった大阪ならではの映画祭を目指している」と同フェス実行委員会副委員長の安永さん。

 表彰式には、監督賞を受賞した木村大作監督や、個人賞で主演男優賞を受賞した笑福亭鶴瓶さん、主演女優賞を受賞した松坂慶子さん、助演男優賞の岸部一徳さんなどのゲストを迎える。「残念ながら助演女優賞の綾戸智恵さんは来られなくなったが、代わりにビデオレターをいただいている。当日はビデオで綾戸節の受賞あいさつをお聞きいただける」。

 関連イベントとして3月10日~14日、アジア映画の祭典「大阪アジアン映画祭2010」がABCホール(福島区)で開催される。

 料金は、6日=前売り1,000円、当日=1,200円(各回入れ替え制)、7日=前売り2,800円、当日=3,000円(1日通し券)。定員は各日約280人。開場は両日9時30分~。チケットは現在発売中。

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