吉本興業（大阪市中央区）は「京橋花月」（都島区東野田町1）オープンを来月28日に控えた10月21日、その概要を発表した。

　オープン初日には記念式典やお披露目公演が行い、オープン記念特別公演として、こけら落とし公演「京橋コメディ」（11月28日～30日）、「ひる寄せ」（同29日・30日）を行う。

　京橋花月は、大阪吉本の劇場「NGK（なんばグランド花月）」と並ぶお笑いの2大拠点として運営。こけら落とし後の公演は、漫才や落語、ゲーム、音もの企画を「次の時代のトリを取れるような中堅や若手を中心に」（同社広報）を行う「ひる寄席」、吉本新喜劇のメンバーだけでなく、漫才コンビ・ピン芸人なども交えた新しい「京橋吉本新喜劇」、夜は、京橋花月オリジルの「笑い！涙！感動！の芝居公演」（同）の「よる芝居」、吉本ならではの漫才・落語・コントなど、お笑い芸人の単発ライブや音ものイベントを行う「よる寄席」の4本立てで運営する。

　広報担当者は「京橋吉本新喜劇は今後、新座長も誕生させて新しいコメディーを作り、テレビのレギュラー番組化も目指していきたい。よる芝居は吉本の芸人だけでなく、劇団員や他事務所からタレントや俳優も出演していただくことも考え、月ごとに新しいソフトを提供したい」と意気込みをみせる。

　オープン記念特別公演の「京橋コメディ」には、間寛平さん、石田靖さん、山崎邦正さん、島田珠代さん、山田花子さんなどが出演し、「ひる寄せ」には、木村祐一さんやエド・はるみさんという東京のメンバーや、ザ・ぼんち、月亭八方さん（以上29日）などのベテランから、フットボールアワーや千鳥（以上30日）などの若手コンビまで、吉本の人気芸人たちが一堂に集まる。

　こけら落とし公演の「ひる寄せ」の開演時間は、29日＝12時～・15時30分～、30日＝10時～・13時30分～。料金は、前売り4,000円（当日4,500円）。「京橋コメディ」の開演時間は、28～29日＝19時30分～、30日＝18時30分～。料金は前売2,000円（当日2,500円）。