シアターBRAVA!で「七つの人形の恋物語」上演へ-音楽座ミュージカル

主演の広田勇二さん(左)と宮崎祥子さん(右)と人形たち

主演の広田勇二さん(左)と宮崎祥子さん(右)と人形たち

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 イオン化粧品 シアターBRAVA!(大阪市中央区城見1、TEL 06-6946-2260)で9月20日・21日に上演されるミュージカル「七つの人形の恋物語」の記者会見が、同ホールで開かれた。主催は音楽座ミュージカル(東京都千代田区)。

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 同カンパニーは1988年に「シャボン玉とんだ宇宙(そら)までとんだ」で旗揚げし、現在までの観客動員数は150万人。今回上演する作品の原作は、「ポセイドン・アドベンチャー」「雪のひとひら」「さすらいのジェニー」などで有名なアメリカの作家、ポール・ギャリコの「七つの人形の恋物語」。無垢(むく)な魂の少女と悪魔のような心の人形遣い、七つの人形たちが織りなすドラマを、同カンパニーならではの脚色・演出で上演する。

 会見で、チーフプロデューサーの石川聖子さんは「1986年に矢川澄子さんの翻訳を読んで、すぐにミュージカル化権獲得に動いたが、2006年に『2年以内に上演し、日本でのみなら』という条件でやっと権利を獲得できた、とても思い入れがある作品。子ども向けの人形劇ではなく、大人向けの美しく切ない物語として、今の時代を反映した、今でしかできない音楽座ミュージカルならではの作品にしたい」と熱く語る。

 人形遣いのキャプテン・コック役を演じる広田勇二さんは「日本初の上演なので、誰も演じたことのない役を演じられる喜びをかみしめている。人間の心が平面ではなく、いろいろな要素を内在しているということを実感している時期なので、それをうまく表現できたら見た人に共感してもらえるのでは。この作品にかかわらず、『リトルプリンス』などの作品に参加することで、自分自身、人生についていろいろと振り返ることができた。見た人にも、そんな気付きのある作品にしたい」と意気込む。

 無垢な少女ムーシュを演じる宮崎祥子さんは「皆が思っている熱い思い、祈りを全部ぶつけていきたい。ミュージカルというと踊って歌って楽しいイメージだが、今回の作品ではそれだけではなく、人間の闇やもっと深いところで何かあるということを表現したい。一人でも多くの人に見に来ていただけるよう頑張る」と話した。

 開演時間は、20日=13時~・18時~、21日=13時~。料金は、S席=一般7,770円(ウェブ予約7,350円)、A席=一般6,720円(ウェブ予約6,300円)、B席=5,670円(ウェブ予約5,250円)。

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