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大阪歴史博物館で正倉院展 篠原ともえさんら現代アーティストも参加

蘭奢待のレプリカ

蘭奢待のレプリカ

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 「奇跡の宝庫」と呼ばれる正倉院の宝物を、デジタル技術などを使って表現する「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」が6月14日、大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)6階特別展示室で始まった。

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 同展のテーマは「感じる」「楽しむ」。

 見どころの一つが、織田信長が愛した香木「蘭奢待(らんじゃたい)」のレプリカ展示。国内の香料メーカー・高砂香料工業(東京都大田区)協力の下、蘭奢待の香りをガラスボールに閉じ込め、来場者が実際に香りを嗅ぐことができるようにした。

 場内には、高さ約4メートル、幅約20メートルの巨大スクリーンを設置。正倉院の宝物を360度スキャンして取得した高精細な3Dデータを駆使した映像を映し、宝物の細部や質感までをリアルに再現する。

 併せて、現代アーティスト4人が正倉院から着想を得て手がけた新作も展示。その中の一人、ファッションデザイナーの篠原ともえさんは、正倉院に保管されているペルシア風の水がめ「漆胡瓶(しっこへい)」から発想した特製ドレスを展示する。

 篠原さんは「ドレスの柄は漆胡瓶の文様をトレースしたもの。ぜひ会場でドレスの実物をのぞき込んでほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~17時。火曜休館。入館料は、大人600円、大学生・高校生400円、中学生以下は無料。8月24日まで。

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