いずみホール(大阪市中央区城見1、TEL 06-6944-2828)は6月10日~11月29日、ベートーベン弦楽四重奏曲全曲演奏会を全8回にわたり開催する。そのプレ・イベントとして4月26日、レクチャー「ベートーベン:カルテットの魅力」が行われる。
ピアノ・ソナタ(2003年)、交響曲(2007年)と、ベートーベンの作品を取り上げてきた同ホール。今年はクラシック音楽の基本とされる弦楽四重奏曲16曲を8楽団で全曲演奏する。出演は「ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団」をはじめとする、ベートーベンの演奏で定評のある楽団ばかりがそろう。
国立音楽大学教授で、同ホール音楽ディレクターの礒山雅さんは「ベートーベンの創作は大きく分けて初期・中期・後期で作風が変化し、発展を遂げている。特に弦楽四重奏の場合は初・中・後期でバランスよく分かれているという特徴がある。これらの16曲を8回のコンサートで、8つの異なる弦楽四重奏団で紹介することになった。演奏する楽団はなるべく幅広い世代、さまざまな地域から選んだ」と話す。
出演は、6月10日=Vol.1「パシフィカ・カルテット」、6月25日=Vol.2「アルティ弦楽四重奏団」、7月17日=Vol.3「ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団」、7月30日=Vol.4「東京クヮルテット」、9月25日=Vol.5「ロータス・カルテット」、10月4日=Vol.6「ハーゲン弦楽四重奏団」、10月31日=Vol.7「モザイク・カルテット」、11月29日=Vol.8「ゲヴァントハウス弦楽四重奏団」。
開催時間は、平日=19時~、土曜=16時~。Vol.1・Vol.2・Vol.5の料金は、一般=4,000円、学生=2,000円。Vol.3・Vol.4・Vol.6の料金は、一般=6,000円、学生=3,000円。Vol.7・Vol.8の料金は、一般=5,000円、学生=2,500円。Vol.1~4とVol.5~8の各セット券=16,000円。
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