大阪城公園で3月25日から、機関車をデザインした車両「ロードトレイン」の運行が始まった。

　ロードトレインは、イベント・アミューズメント専用車両として、企画開発・総販売元の西尾レントール（大阪市中央区）が開発。窓のないオープン式と窓付きの密閉式があり、車体デザインやカラーの異なる4種をそろえる。うち、2種は車椅子用のパワーゲート付きで、障害を抱えた人でも快適な乗車を楽しめるよう配慮されている。

　ルートは、大阪城大手門前から城南地区のバス駐車場を経て、桜門前へと続く経路を往復する「城南ルート」と、大阪城公園駅前から青屋門前間を往復する春限定（3月22日～5月6日）の「青屋門ルート」の2経路。「ただ乗って楽しいというだけではなく、広い公園内での移動手段としても使っていただいている。お年寄りの方など、『徒歩ではしんどい』とされる方にも喜ばれている」（大阪城トレイン課・大阪城事務局所長の足立さん）という。

　「ちょうど今は桜の開花時期と重なって、全国や海外からもすごい数の人が大阪城を訪れている。ロードトレインも多数の人に乗ってもらってますよ」（同）というように、同車が走る公園内は、花見を楽しむ人たちや外国人ビジター、長い列を作る屋台や華やかに色を染める桜並木で彩られ、1年中で最も高いにぎわいをみせている。

　営業時間は9時～17時。乗車料金は、大人（中学生以上70歳未満）＝200円、子ども（3歳以上小学生以下）・高齢者（70歳以上）＝100円。

大阪城ふれあいパークトラム：ロードトレイン　西尾レントオール