水都再生の基点「八軒家浜」開港記念イベント─前夜祭に500人

イルミネーションやライトで彩られた八軒家浜桟橋と京阪天満橋駅

イルミネーションやライトで彩られた八軒家浜桟橋と京阪天満橋駅

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 水都再生の基点となる八軒家浜(はちけんやはま)の開港を記念し、大阪21世紀協会水都・創造プロジェクト(大阪市中央区天満橋京町1、TEL 06-6942-2003)は3月28日~4月13日、「八軒家浜~春まつり~」を開催している。28日は開港記念の前夜祭が行われ、500人が会場に集まった。

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 前夜祭第1部は、主催者、来賓のあいさつに始まり、NPO法人ジェイズマスクワイヤらによるゴスペルライブ。その後、水辺に広がる「光のにぎわい」を記念した点灯式が行われた。街灯やイルミネーションの点灯と同時に船着き場中央の「桜イルミネーション」も点灯。シャボン玉や大川側の仕掛け花火も加わり歓声が上がった。常設照明機材を寄付した三菱ハイタク事業協同組合、桟橋へのイルミネーションを寄贈した八軒家プロジェクトをはじめ、地域の協力により実現したさまざまな光の演出が、会場全体を灯した。

第2部は前夜祭プレクルーズ。2,500通もの応募の中から抽選で選ばれた50組100人が30分間のクルージングを楽しんだ。肌寒い気候をもろともせず、それぞれ手を振ったりしながら堪能している様子がうかがえた。

 かつて舟運が主要交通手段であった江戸時代まで、伏見から八軒家間は一日320便の三十石船が行き交い、船の発着点として大いににぎわっていた。「歴史ある地名を復活させ、元のにぎわいを取り戻したい。ここから天神橋までイルミネーションをつなげていけたら」と、八軒家プロジェクト代表の中嶋さんが来賓あいさつ、同協会の広報担当の高橋さんは「船着き場の塀も取れるので、また違った見晴らしになると思う。桟橋のイルミネーションも毎日18時から21時まで継続点灯しているので、お立ち寄りがてら楽しんでいただきたい」と話す。

 13日までは40席を設けたリバーカフェもオープン。とろけるマンゴー、とろけるピーチ、三ツ矢サイダー(各200円)や、クロワッサンセット(700円)、バームクーヘン(100円)などを販売している。そのほか7組のアーティストによるリバーサイド・サウンドフェスティバルも行われる。同イベント以外に、お花見弁当やクルージングバーなどを楽しめる「大川さくらクルーズ」も運行しており、今後のにぎわいが予測される。

 開催時間は、桜イルミネーション=18時~21時、リバーカフェ=11時~20時、リバーサイド・サウンドフェスティバル=29日・30日・5日・6日・12日・13日17時~17時30分・18時~18時30分。4月13日まで。

財団法人大阪21世紀協会大阪シティクルーズ推進協議会大川さくらクルーズ大阪・水都再生プロジェクト「八軒家浜」開港記念で春祭りイベント(京橋経済新聞)

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