大阪・京橋のヨガスタジオ「Shakti Yoga Studio(シャクティヨガスタジオ)」(大阪市都島区東野田町1、TEL 070-5455-1665)が5月2日、1周年を迎えた。
京橋駅から徒歩6分、真っ赤な建物が目印の同スタジオでは、初心者から中級者向けのヨガを教える。「ヨガマット1枚分のスペースが確保できれば、どこでもできるのがヨガの魅力」と話すのはスタジオの経営者兼講師の小川直子さん(40)。
小川さんがヨガと出会ったのは6年前。息子のママ友に誘われてヨガ教室に参加したのが最初だった。23歳で結婚し、家庭や年子の子どもの育児で一杯いっぱいになっていた小川さんにとってヨガの時間は、体を動かすだけでなく自分と向き合うことができる時間になった。「ハマったら、とことんハマってしまうタイプ」だと言う小川さん。自分と同じ環境にいる主婦にヨガをしてもらいたいとすぐに講師になることを決意。勤めていたパートを辞めてヨガの学校に通い、全米ヨガアライアンスの資格を取得した。
その後、3年前から大阪・関目にヨガ教室を開くようになり分かったのは、主婦は家事や育児で体を動かしているが、自分の体や心に向き合う時間がない。逆に、事務仕事などで働いている人は動くことが少なく、肩凝りや腰痛などに悩む人が多いこと。主婦だけでなく、より多くの人にヨガをしてもらいたいと考えるようになった。教室を運営する傍ら、かつて学んだヨガの学校で講師のアシスタントをしていた小川さんは、現在の共同経営者である古谷しずかさん(39)と出会う。同じく年子の子どもがいる古谷さんとは話している中で共通点が多く意気投合。主婦だけでなく、全ての人にヨガをという理念の下、1年前にスタジオを一緒に開設した。
周囲はビジネス街が広がり、主要ターミナル駅で利用者が多いということから京橋での開設を決めた。ビジネスマンにも生活習慣で凝り固まった体をヨガで癒やしてほしいと自宅からも近く、家族に何かあったらすぐに帰れる場所というのも必須だったと主婦らしい一面も。
現在スタジオには7人の講師が在籍。初心者向けの「ビギナーズフロー」、呼吸とポーズを連動させる「ヴィンヤサフロー」、筋肉と骨の動きを意識しアクティブにポーズをとる陽ヨガと、長い時間をかけて体の内側と心を観察し緩めていく陰ヨガを組み合わせた「インヤンヨガ」などを開講。小川さんは現在も週1回は他のヨガ教室に通い、ポーズだけでなく解剖学の知識なども勉強している。「筋肉や骨の動きまで理解して、生徒一人一人にあったポーズを教えてあげたい」と小川さん。帰国子女でもあり「今後は海外の先生も呼んで、いろいろな国やスタイルのヨガを教え、日本にいながらも海外の風を提供できるインターナショナルな場所にしていきたい」と抱負を語る。
今月15日には1周年記念第1弾として、花博記念公園の大芝生で外ヨガイベントを開催(会員無料、ビジター1,000円)。第2弾は29日、キッズペインティングやダンスヨガのイベントを開催。スケジュールや料金の詳細はホームページで確認できる。