大阪・都島の櫻宮境内(大阪市都島区中野1)で天神祭最終日となる7月25日、櫻宮地車囃子(だんじりはやし)保存会が地車囃子を披露する。
和楽器の大太鼓・小太鼓・鉦(しょう)の構成で演奏する地車囃子。普段は地車を動かす際に演奏されるが、今回は舞台囃子として天神祭の奉納花火に併せて披露。当日は地元の小学生や中学生も囃子に参加する。
同会副会長の佐藤正豪さんは「天神祭の花火が見える櫻宮境内で地車囃子をやれば、もっとにぎやかになるのではという思いから開催したのが始まり。もう10年以上たつ」と経緯を話す。「開催当初に比べ、年々観客が増えてうれしい。今では天神祭の定番スポットになっている」とも。
同行事の他にも、伝統を残そうとさまざまな催しで地車や地車囃子を披露し活動している同保存会。「近年では地域の仲間に声を掛け、大阪の祭りを全国に発信できるよう活動している。自分たち自身も楽しんでいる」と佐藤さん。花火終了後は、境内や川沿いの道路の清掃活動も行っているという。「迫力ある花火を見ながら地車囃子を楽しんでもらえたら」と意気込みを語る。
開催時間は、花火の上がる19時ごろを予定。