大阪・京橋の飲食店4店舗が天神祭最終日の7月25日、洋菓子店「パティスリー　セボン（Patisserie C’est Bon）」（大阪市都島区網島町8　TEL.06-7175-2375）の店前に屋台形式で合同出店する。

「え、片町、知らん？」

　出店するのは「セボン」のほか、「黒さつま炭火焼鳥 炎」「串カツキャメルクラッチ 京橋らくだや」「片町バル FINGER FIVE」の計4店。昨年は「セボン」と「黒さつま炭火焼鳥 炎」が同祭りで出店し好評だったことから、「今年は近くの店も誘い」規模が広がった。

　4店は今年4月、片町を盛り上げたいと発足した「片町向上委員会」に加盟している。イタリア料理「PIZZERIA E TORATTORIA FORTISSIMO」、カフェダイニング「Luce」、「串酒場 CICICAB」を加えた7店舗から成る同委員会。代表は置かず、意気投合した店が共通のクーポン付きフライヤーを作成し、各店で配布している。

　片町は京橋と天満橋という繁華街の中間に位置するエリア。近年落ち着いた雰囲気の店が増え密かな賑わいを見せている。「セボン」店主の濱崎都史子さんは「京橋駅付近で飲食したり遊んだりしている人におしゃれスポット・片町にも目を向けてもらいたい」と話す。今回の企画は「毎年、店の前が花火見物の人通りが多いため、この機会に各店や委員会の宣伝も兼ねて行う」という。

　当日は、各店がオリジナル商品を提供する。「黒さつま炭火焼鳥 炎」は｢空揚げ、炭火焼｣、「セボン」は｢カキ氷、冷やしパイン｣を予定。他2店は「当日までのお楽しみ」。濱崎さんは「料理を食べてこんなすてきな店があることを知っていただき、祭りが終わった後も足を運んでもらえたら」と期待を込める。

　17時開始予定。