大阪・天満の象印マホービン本社屋内にある「まほうびん記念館」（大阪市北区天満1）で7月2日、同社マスコット「ぞうさん」から河内長野市のシンボルキャラクター「モックル」に「ご当地キャラ専用特製クールボトル」を贈る贈呈式が行われた。

贈呈式でハプニング発生

　同社のスポーツドリンク対応のステンレスクールボトル「TUFF」をモデルに製作した同ボトル。「体の大きなご当地キャラでも素早く水分補給できる」長いストローと、「直径1メートルの頭でも掛けられる超ロングストラップ」を備える。キャラクターの体格に合わせ、最長3メートルまで調節できる。限られたスペースで手早い水分補給が必要なレーシングチームへのボトル提供のノウハウを生かし、製作したという。

　同社では熱中症予防の啓発活動「熱中応援団」の一環で、熱中症予防の活動を行うご当地キャラを応援している。6月には日本有数の暑い街として知られる埼玉県熊谷市の「ニャオざね」、岐阜県多治見市の「うながっぱ」に贈呈した。それを聞きつけた河内長野市が、「7月6日に控えている『ゆるキャラ大運動会』に備え、うちの『モックル』にもぜひ頂けないかとお願いした」（同市都市魅力戦略課・太口智裕課長）ところ、同社が快諾。当日集合する20体のキャラにも同ボトルが支給されることになった。

　もともとはマスコットの中で頑張っている人の水分補給のために発案された実用的な製品だが、「キャラの事情」でエア飲み（飲んだふり）で使っていることもあるという。「それぞれの事情に合わせて水分補給が大切なことを伝えていただけたら」と広報部の安藤なな緒さん。今後も要望があれば各地のご当地キャラに贈呈していくという。