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京橋にフルーツ専門カフェ、同級生3人で開業、こだわり「かき氷」売りに

北岡さんと衣本さんとスタッフの増田彩香さん

北岡さんと衣本さんとスタッフの増田彩香さん

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 フルーツ専門店のカフェ「クローバー」(大阪市都島区片町2、TEL06-6360-9033)が7月17日にオープンしてから約2カ月が過ぎ、にぎわいを見せている。

「くちどけ果実」いちご(600円)(関連画像)

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 中央卸売市場で旬の果物を仕入れているフルーツ専門の同店は、高校の同級生同士という北岡耕平さんと衣本隆泰さん、上野剛令さんの3人で始めた。きっかけは、東京で仕事をしていた北岡さんが大阪に里帰りし偶然10年ぶりに衣本さんと再会、親しかった上野さんにも声を掛け3人で近況を報告し合ったことから。果物の卸業をしていた上野さんが、余ったフルーツを凍らせ保存しているが何かいい使い道がないかと相談したことから、かき氷販売の起業を思い立ったという。

 「最初に蒜山高原にある『道の駅』で販売したところ、お客さんの反応がよく手応えを感じたので店を構えることにした」と店舗営業を開始した経緯を話すのは、代表を務める北岡さん。「飲食店などの経験はなかったが、知り合いのカフェで一から勉強させてもらった」と話す。元旅行会社勤務の衣本さんは販売企画、果物の卸業をしている上野さんは仕入れを担当する。オープンして2カ月が過ぎて北岡さんは「まだまだ始めたばかりで大変だが、果物のおいしさをたくさんの方に知ってもらいたい」と笑顔で話す。ポップで明るい店内は広さ10坪、カウンター合わせて10席。

 水を使わず果肉や果汁のみを生かしたかき氷の「くちどけ果実」は、イチゴやブドウなど6種類。「フルーツの甘みを感じられるふわふわとした新食感のかき氷になっている」と自信をのぞかせる。かき氷の下にはアイスが入っており、バナナ・オレンジなど5種類の中から組み合わせを選べる。現在、季節限定メニューとして「無花果(イチジク)」も用意し、今後は、柿・メロンなどラインアップを増やす予定。ほかに、北海道産の生クリームとイチゴやバナナなど5種類のフルーツが入った「フルーツサンド」(400円)や、新鮮な味が楽しめるミックスジュース(350円)などのメニューもそろえる。

 贈答用の果物詰め合わせの販売も開始し、今後はイベントやお祭りなどでも「くちどけ果実」の出店を企画しているという同店。衣本さんは「果実を通じて、お客さま・生産者・スタッフが笑顔になれる世界をモットーに店づくりをしている。果物の食べ方を創造して、美容・健康に良いスイーツを、作っていけたら」と意気込みを語る。

 営業時間は11時~18時(土曜・日曜・祝日は10時~17時)。水曜定休。

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