大阪城(大阪市中央区大阪城1)で11月1日、天守閣をオレンジ色にライトアップするイベントが行われた。主催は大阪府、大阪市、堺市。
日没後の17時半ごろ、石垣部分からライトアップが始まり、天守閣が見る見るオレンジ色に包まれた。児童虐待防止推進月間が1日からスタートすることを受け、児童虐待防止全国ネットワークが活動を推進している「オレンジリボン運動」にちなみ大阪城を一晩だけオレンジ色にライトアップ。大阪城全体が幻想的な雰囲気に包まれると、足を止めて見上げる通行人や写真を撮る人も多く見られた。
「オレンジリボン運動」は2004年9月に栃木県で3歳と4歳の兄弟が父親の友人から虐待を受け殺害された事件をきっかけに、地元の市民グループが「虐待のない社会の実現」を目指し、活動を開始。そのシンボルとしてオレンジリボンを発案した。オレンジ色には「太陽のように明るい未来を子どもたちに」という意味が込められているという。
大阪城だけでなく通天閣(大阪市浪速区恵美須東)も同日、一晩限定でオレンジ色にライトアップされた。