京橋のミュージックバー「ハイファイブ」（大阪市都島区東野田5、TEL 06-6352-4656）で12月14日、クリスマスライブが開催された。

　同日のライブには、アカペラグループ「アプレミディ」が出演。楽器を一切使用せず、「歌」のみの重奏で京橋の夜を盛り上げた。

　20時から2ステージで始まったライブでは、「ジングルベル」をはじめ、「赤鼻のトナカイ」「牧人ひつじを」など、クリスマスソングを中心に披露。メンバーの、コメディアン要素たっぷりのMCで笑いがどよめいても、歌が始まると神聖な空気に打って変わる。多数集まった観客の、歌と酒の両方に酔いしれる姿が印象的に映った。

　12月18日が誕生日だという観客の一人・新田さんに、メンバーからバースデーソングのプレゼントも。新田さんは「人生でバースデーソングを歌ってもらったのはこれで3回目。思わぬプレゼントをもらった気分」と感激した様子。

　バンドメンバーの源八さんはアカペラの魅力を、「楽器では表現しきれないところまで表現できるところ」と話す。「今日は多数の皆さんに来てもらえてうれしかった。ハイファイブでライブをするのは今回で3回目。プライベートでもよく飲みに来ている好きなバーやね。京橋の街は大好きで、『ダメオヤジのワンダーランド』やと思ってるね。だからあんまりオヤジが行く場所を（若者に）取られたくない。『オヤジの聖域を侵すんではない！』って感じで、しょっちゅう出没している」と熱い。

　老若男女が集う「夜の京橋」を代表するような同店では、以前から「しょっちゅうライブなど、イベントを行っている」（店主の安西さん）という。安西さん自身も、大の音楽好き。同日のライブ終了後も、深夜過ぎから安西さんと奥様の千鶴さんが、2人で奏でるギターと歌（安西さん）とバイオリン（千鶴さん）のミニライブが行われ、聴く者を魅了した。

　同店は「都島ダーツリーグ」加盟店で、現在参加者を募集中。営業時間は19時～6時。日曜定休。

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