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大阪・蒲生のラーメン店「きはる」が8周年-自家製麺、豆腐にもこだわり

「二代目 拉麺きはる」の店長水野慎二さん

「二代目 拉麺きはる」の店長水野慎二さん

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 大阪・蒲生のラーメン店「二代目 拉麺きはる」(大阪市城東区蒲生4、TEL 06-6786-3399)が6月10日、オープンから8周年を迎えた。

かもがらスープにかもダレ、かもの肉を入れる「つけ麺」(750円)

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 同店は、ラーメンブームが続く8年前にラーメン店に挑戦してみようと同店店長の水野慎二さんが飲食関係で働いていた先輩と一緒に開いた。昨年水野さん1人で経営することになり、店をリニューアル。自身が洋食店などで30年間飲食関係に携わってきたことから、ラーメンのほかにも一品料理や酒も置き「居酒屋感覚で楽しめる店」にした。店舗面積は35坪、席数は30席。

 「素材にこだわり、安くておいしいものを提供したい」と水野さん。ラーメンは麺もスープもオリジナル。スープはカモガラスープに8種類の魚だれをブレンドしたもので「全部飲み干せるように」あっさりに仕上げた。このスープをベースに塩やしょうゆで味付けした「しっかりコクタイプの元味ラーメン」(680円)や「とてもあっさりタイプの新味ラーメン」(650円)などを提供する。

 麺は店内2階の麺工房で作る自家製麺を使用。普通麺のほか小麦を殻ごとひいた粉を使う全粒粉麺も作る。全粒粉は粘りが少なく麺の製造に向いていないとされるが、中力粉などを独自にブレンドし製造。栄養価も高く、香りも強い麺だという。全粒粉麺はカモガラスープにカモだれ、カモ肉が入る「つけ麺」(750円)や夏季限定の「ざる全粒粉」(600円)などに使用する。

 自家製の豆腐にもこだわる。毎朝「本にがり」を使い機械を一切使わず手作業で作る。甘くてまろやかな食感の豆腐は客からも人気が高いという。「お総菜3品と手寄せ豆腐盛り合わせ」(500円)もメニューとして用意するが、一口分はサービスで出している。今月からは、1パック350円で販売も始めた。

 一品料理は、野菜を中心としたメニューが並ぶ。和歌山の無農薬農家から直接野菜を仕入れ、「新じゃがいも甘露煮」(300円)や「夏野菜のスパニッシュオムレツ」(400円)など旬の野菜を使った料理を提供する。「ほかのラーメン屋ではできない、本格的な一品料理も出せる。何軒もお店を回るのではなく、食べて飲んでしめのラーメンまでこの店で楽しんでもらえれば」と水野さん。「8年間やってこられたのは、お客さんのおかげ」とも。

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