大阪・蒲生に5月11日、古民家を改装したパン店「R&B Gamoyon（アールアンドビー ガモヨン）」（大阪市城東区蒲生4、TEL 06-6934-5050）がオープンした。

うれしそうにパンを手にする園児

　「焼きたてパン」と書かれた大きな看板が目を引く同店。オープン当日は朝から客が途切れることなく、興味津々に店内をのぞき込む通行人も多かった。同店は、蒲生に残る古民家を生かした店作りで蒲生を盛り上げようと始まった「がもよんにぎわいプロジェクト」の一環でオープンし、4月に同じく今里筋沿いにオープンしたイタリアンバールに続き7店目。パン生地の卸会社を経営する店主の岩橋敏秀さんが、おいしい生地を作り続けていくために自らもパン店を出したいとの思いを同プロジェクトで実現させた。「どうせなら蒲生で一番おいしいパン屋にしたい」という思いを込め、今後は食パンなどに「蒲生」の焼き印を入れる予定だという。

　店内には、「チーズパン」（140円）、「プチフランスパン」（80円）など50種類ほどのパンを用意し、「売り」は「食パン」（1斤230円）、「蒲生あんぱん」（140円）、「特製クリームパン」（150円）。もちっとした生地の中に、あんこやクリームをふんだんに入れる。「基本のパンがおいしいと認められてこそ、本物のパン屋」と岩橋さん。焼きたてのパンだけを並べたいというこだわりから、棚はあえて小さくしているという。

　オープン初日に訪れた客は「幼稚園のお迎えの途中に、いいにおいがしたので立ち寄った。近くにパン屋ができてうれしい」と笑顔を見せた。

　営業時間は10時～18時。