特集

―京橋の凄腕美容師5人―

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美容室の、「時間がかかる」というイメージを取り払いたい
「uno pulir」スタイリスト・米井誠さん(28)
美容師歴7年


地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅から30秒、スタイリッシュなカフェを思わせる外観が特徴の「uno pulir(ウノプリール)」。店内にはネイルサロンまで併設しているという京橋でも珍しいサロンだ。ここで日々頑張るスタイリストの米井さんは、実はこのお店を機にブランクから復活した人。そんな彼ならではの仕事に対するこだわりを聞いた。


「自分に何が出来るか」を考えた時、やっぱり美容師だった

スタイリストになったキッカケ──
高校生の時です。美容院で完璧に自分の思った通りにしてもらった時、とても感動したんです。その時に「あぁ、そっちの立場に立ったら楽しいだろうな」って思った。もちろん、そこに格好良さを感じたというのもあります。当時僕は建築系の高校に行っていたので、あの時の感動がなかったら多分、美容師にはなっていなかったと思います。

●今のサロンとの繋がり──
実は1年程ブランクがありまして、そのせいで採用を断られるケースが多かったんです。何軒目かでここのお店を見つけた時、雰囲気やスタイルが自分的にとても気に入ったんですね。ダメ元で話を聞きにいったら、ブランクの事も何のためらいもなく「いいよ」って受け入れてくれて。年齢やブランク関係なく「やる気」を優先してくれたサロンだったんです。

●ブランクの理由──
当時は自分に甘かった部分もありました。美容師って時間が拘束されますよね。最初の店で2年程働いた後、ほかの世界を知りたいというか、1回違う空気を吸いたくなってしまったんですね。それで1年間フラフラしていました。でももう24歳。今からちゃんとした世界に飛び込むぞという時に「自分には何が出来るかな」って考えたんです。そしたらやっぱり美容師しかないって。自分が高校生の時感じた感動を、ほかの誰かにも与えられるようなスタイリスト。それにもう一度チャレンジしようと思いました。

ブランクは感じた?──
感じました。自分が出来ていた時のイメージってあるけど、実際やってみたら違う。「ホンマやったら出来るのに!」っていう葛藤はもの凄くありました。まずはアシスタントからスタートして、その後カラーを任せてもらうなど、ようやく自分の中で責任のある技術をやらせてもらった時は嬉しかったです。自分がした技術、自分が決めたカラーで、初めてお客様の表情が返ってくる。仕上がった時に、お客さんの感情が表に出て「ありがとう」と言ってもらえたり、感動してくれているっていう事がこっちに伝わった時は本当に嬉しい。


得意なのはカラーリング─ヘアスタイルだけじゃ出せない「ツヤ感」や「立体感」も

米井誠さんの得意技──
カットやパーマ技術ではなく、自分自身はやっぱりカラーが好きですね。お客様がイメージしているカラーを、バシッと出す。ちょっとした色の違いでその人に合う、合わないがあるじゃないですか。イメージに近い色なのに、どうもしっくり来ないという事もある。1分置きすぎただけでも、お客様の髪質や色味でも全く違ってくるんです。自分のさじ加減や判断で大きく左右されますよね。気配りという面も養われます。

●カラーにこだわる理由──
カラーひとつでお客様の顔の見え方、表情までもが変わってくるからです。また「どう見られたいか?」という印象もカラー次第。クール・知的系なら黒に近い色、柔らかくて可愛い印象なら明るめの色など、ヘアスタイルだけでは出せない重要な要素ですから。それにハイライトやローライトを入れるホイルワークで、立体感やツヤ感までも出せます。


今イチオシの「スチームホットパーマ」─そして店内併設のネイルサロンとは?

●「uno pulir」イチオシのメニューは?──
今イチオシは「スチームホットパーマ」(9,450円~)。ホットパーマをあてる前に、ナノ分子が入ったスチームを髪の毛にあてる事によって、髪への負担がかなり少なくなります。そのうえ仕上がりも柔らかいんですよ。今流行りの重ため・厚めのスタイルの中でも、スチームホットパーマで動きを出すスタイルが人気です。

●併設のネイルサロンについて──
サロン内に専門のネイリストが1人います。というよりも、うちのスペースの一部を貸してネイルサロンをやってもらっているという感じ。だから、ケアからネイルアート、スカルプチュアまで本格的に40種類くらいのメニューがありますよ。もちろんネイルだけのお客様もいますし、ネイルをきっかけに髪型を変える人もいる。髪だけに留まらず、「美」に対していろんな目的のあるお客様に間口を広げています。


OLさんが多い京橋─平日は夜8時までやっているという所もウリ

●京橋のスタイリストとして感じること──
やっぱり、OBPというオフィス街が近くにある事でOLさんが目立ちます。うちの店は平日なら夜8時までやっているので、それもひとつのウリですね。会社帰りに立ち寄っていただく人も多いですよ。またOLさんは、髪に「あんまり手をかけたくない」という意識があるので、朝ラクなスタイルが好まれます。
それと、京橋の方はもちろんですが、京都や東大阪から来られる方など、この土地じゃないと出会えないお客様もいて楽しいです。

●米井誠さんの目標──
スタイリストは、技術はあって当たり前だと思っています。もっと意識しなければならないのは気配り。お客様が何を求めているかという事と、自分の考え方をリンクさせていく事が重要。パーマやカラーの放置タイムでも細やかな気配りを心がけています。また美容院は『時間がかかる』というイメージもあると思います。時間をかければかける程よく仕上がるのは当たり前。時間は「お客様の時間」です。サービスや技術の質をあげながらも、トータルの時間を少しでも短くしていく事が課題だと思います。


サロンdata
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uno pulir
TEL:06-6354-1112
住所:大阪市都島区東野田町2-7-10 レジデンス京橋101
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅より徒歩30秒、各線京橋駅より徒歩1分
営業時間:11:00~20:00(パーマ・カラー~19:30)土日10:00~19:00(パーマ・カラー~18:30)
定休日:月
カード使用:可
メニュー:カット\4,200、パーマ\5,770~、カラー\5,770~、エクステ1本\420~、トリートメント\2,000~
店坪:48坪
座席数:12席

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京橋で45年の老舗美容室-「美容とは、健康・若々しさ・心の美しさ」
ベル・ジュバンスサロン「エルム美容室」オーナー・堀内信江さん(70)
美容師歴54年



国道一号線沿い、和光京橋ビル2階にあるベル・ジュバンスサロン「エルム美容室」は、京橋で45年の歴史を持つ老舗サロン。オーナーの堀内信江さんは、70歳にして同店オーナーでありながら、現在も第一線技術者である。美容師歴45年の堀内さんが見る「美容」とは何か?また京橋という地にこだわり続けるその理由にもクローズアップしてみた。


美容の仕事は「手に職」。母親の薦めで入った美容業界

スタイリストになったキッカケ――
母が美容の仕事を押したんです。美容の仕事は女性でも腕があれば大成できると。技術があれば資本もいらない。私は母の苦労も見てきたのもあって、母の言葉をすんなりと真摯に受け止め、美容業界に入ることを決めました。今から54年前のことですから、そりゃあ女性の職業選びって難しかったですからね(笑)。

●45年目となる今のサロン。開業当時の京橋とは?――
実はこのサロンの入っている「和光京橋ビル」は、京橋で一番最初に建ったビルなんですよ。開業当時のこの界隈には、市電が通り、他のビルがないため大阪城が丸見えでした。それまでは梅田で美容師として勤務していたのですが、あるお客さんがこのビルの持ち主で、「ぜひここへ来てやってほしい」と声をかけてもらったのがキッカケでした。

●長年、京橋の美容師でいることの醍醐味は?――
何よりも、お客さんに長く愛されることですね。私はお客さんの喜ぶ顔を見るために仕事一筋に勉強してきました。開業当時から来ていただいてるお客さんもたくさんいて、当時40歳だったお客さんが、85歳になった今でもいらっしゃる。そんなサロン、なかなか他にないでしょう(笑)? 本当、サロン、お客様、スタッフのすべてに「歴史」を感じていただけるサロンだと思います。また京橋は地下鉄、JR、京阪電車と交通便が良いので、お客さんにどこからでも来ていただける。それが嬉しいですね。

真の美容は、地肌の健康と美しさから-ベル・ジュバンスの効果

●堀内さんの技術のこだわり――
「その人に似合う髪形の提案」ですね。これは、基本の美学・技術・知識を持ってなければ提案できません。今はなんだか、街行く人を見ていると、皆同じ髪型で、「美しい」というかんじがしません。フォルムがないというか・・・。うちのサロンでは基本をしっかり押さえた上での提案ができますので、その人その人に似合った美しい髪形に仕上げることができます。

●エルム美容室の目玉、「ベル・ジュバンス」とは?――
頭皮の状態を良くし、健康な髪を育てるのを一番の目的とした弱酸性のヘッドスパです。皆さん髪と地肌を別々に捉えていらっしゃる方が多いのですが、よく考えてみてください。髪の土台となる地肌(頭皮)がいい状態でなければ、美しい髪が育つわけがありません。「ベル・ジュバンス」はそこに着目した、いわば「髪と頭皮」のトリートメントです。

●具体的に、どんな効果が?――
まずは毛穴の大掃除効果ですね。通常、毛穴に詰まった老廃物はシャンプーでは落とせませんが、ベル・ジュバンスならしっかり落とせます。毛穴をきれいすることは毛髪に活力を与え、抜け毛の防止やトラブル解消になります。また、フケ・カユミの防止にもつながります。またベルジュバンスが毛根内部に水分、油分等を補給することにより、広がりやすい毛髪もしっとりとまとまり感が出て、手触りが格段にアップします。さらに、細くなった毛髪にも、ハリ、コシを与えます。

●堀内さんの考え方――
私は、「美」とは健康・若々しさ・心の美しさの3本柱から成っていると思います。これはどの時代にも変わらないこと。エルム美容室ではベル・ジュバンスを筆頭に、その人に似合うスタイルの提案、居心地の良い空間作りの徹底により、その3本柱を基本とする「美」の提案、提供をしています。


スタッフの健康も考えるから、営業時間は最長でも19時まで

●営業時間に対して――
最近はほとんどの美容室が21時くらいまで営業してますよね。しかも、そこから勉強会があったりして、帰りが深夜になる美容師が多い。私はスタッフの健康を第一に考えるので、遅くまでの営業はしません。健康あってのいい仕事だと思っているからです。そうやって育てたスタッフが各地で自分の店を持っていくのを見るのも嬉しいことですね。

●今後の目標――
「エルム」という店名は、「エルムの木」からきています。エルムの木とは、300年経っても腐らない木。このサロンは今年で45周年ですが、45年もやろうと思えばそりゃあ、いろんなことを考えて、いろんなことを企画してきました。リニューアルも重ね、今では最初の頃より3倍の広さにもなりました。今後もお客さんにとって、ただ美しくなるだけではなく、精神的にもリラックスでき、心の満足を提供できるサロンでありつづけたいですね。



70歳で現役、堀内さんのパワーの秘密

●70歳とは思えない元気さと美しさの秘訣は?――
やっぱりお客さんと接するのが好き、という気持ちでしょうか?あとはベル・ジュバンスの効果ですね。私がシミがなかったり一度も髪の毛を染めたことがないというのは、やっぱり健康に基づいたベル・ジュバンスの効果だと思います。

●65歳のときにご結婚されたようですが?――
はい、その通りです(笑)。私はずっと「結婚はいつでもできる」と思っていて、仕事一筋できました。今、幸せですよ。夫は理解がある人です。

仕事以外でも意欲的な活動を?――
はい、今はピアノを習っています。楽しいですよ。あ、それから今度、これは仕事が絡んでいますが、舞台で背中まである髪をベリーショートにするんです。今から楽しみでワクワクしています。


サロンdata
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エルム美容室
TEL:06-6353-6212
住所:大阪市都島区東野田町4-7-26 和光京橋ビル2階
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅より徒歩2分、各線京橋駅より徒歩3分
営業時間:9:00~19:00(火曜~土曜)、9:00~18:00(日曜)
定休日:毎週月曜・第3火曜
カード使用:可
メニュー:カット\3,150~、パーマ\8,925~、カラー\7,350(全頭)~
店坪:50坪
座席数:10席

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「キレイにする」という僕らの仕事を、「街全体」のハッピーに繋げたい
「Pina都島店」店長・石田雅美さん(34)
美容師歴15年


都島本通りを少し曲がったところにある「Pina(ピーナ)都島店」は、全8店舗のサロンを統括するミネグループのうちの1店。以前この美容室で「美遊亭」という落語会も開催されニュース記事にも取り上げた。同店の石田店長はスタイリストとしてはもちろん、この街に対しても熱い人物。そんな石田さんのこだわりを聞いた。


出来るようになっても次の世界がある。美容師は終わりなく進む仕事

●スタイリストになったキッカケ──
実家の福井で、母親が美容師をやっていました。小さい頃からそれをずっと見てきて、最初は「なんとなく」という感覚でしたね。

●今のサロンとの繋がり──
その時は18歳。せっかくなら都会に出ようという事で大阪の専門学校に通いました。その当時、同じ学校の卒業生が美容の世界大会で優勝しているのを見て、その人が働いているサロンは凄いんじゃないかと思ってこの会社を選んだのがキッカケです。最初はその先輩が働いているサロンを希望し、アシスタント時代はそこで修業させてもらいました。その後、毛馬の系列店で何年か勤務している時に、今のこの店をオープンさせるという話があり「店長をやってみないか」と言われました。

●苦労した部分──
最初の頃は、技術を手に覚えさせるという事が思った以上に大変でした。出来るようになったらなったで、また次の世界が見える。ある意味終わりがない世界です。常に先がある分、今の自分のレベルを知るんですよね。アシスタント時代はそれが大変だったけれど、今となっては逆に大事な要素になっています。

●石田雅美さんの視点──
僕のお客様の中には10年以上続いている方もいます。僕らが終わりなく進まなければならない理由は、長いお付き合いをしていただけるお客様がいるからです。だって、そのお客様の「美」に対する考え方、観点は、全て僕の美容に対する情報や考え方、観点になりますよね。という事は、自分自身が進歩していかなかったら、そのお客様の美容価値観が低いものになってしまうかもしれない。僕はこのお客様の為にも、いろんなものをレベルアップさせて、皆さんの美容の価値観のアップに繋げていかないと申し訳ないって思うんですよ。自分の所に来てくれている方々の、美容に対する意識が発展するためにはどうなったらいいか。なるべくたくさんの事を見聞きするようにしますね。


得意の「ストロークカット」─神髄を知るのは難しい

石田雅美さんの得意技──
僕の場合は「ストロークカット」(3,800円)です。これは本当に体験してみてほしい。切った次の日、まずスタイリングした時に「違う」って分かる。そして2週間後、ちょっと伸びてきた時も意識して見て下さい。今までの伸びてくる感じと全然違います。髪が伸びてきてもスタイルがきまっているから。

具体的にどういうカット?──
ストロークとは「振る・投げる」という意味。振りながら切るのでストロークカットと言います。髪の毛ってクセがありますよね。パツンと切ると、断面が固くなるので髪の毛がそのクセのままで動きづらくなる。そこをあえてギザギザに切るんです。そうする事で毛先が柔らかさを作ってくれて動きやすくなります。ちょっと伸びてきてクセが出てきても毛先が柔らかく動きやすいので、スタイルが決まります。

ほかのサロンでは?──
一般的に、ほかの美容師さんもそういう質感を目指す事が多い。でもストロークカットを主として使えていない事がほとんど。まずパツンと切った後でハサミを振ったり、縦に入れたりする。本当のストロークカットは切りながらやっていく。だから難しい。

習得はどれくらい?──
他の技術も習いながらのペースで3年くらい。でもその神髄が分かるのはもっと経験してからです。もちろん、片手間にちょっとやる人はいます。カリスマ美容師が流行った頃なんかは、パフォーマンス的にとか。でも、それは見せているだけで神髄を知っている訳ではないと思います。

カットで意識する事──
数多くの髪をさわらせて頂くうちに気づいたのですが、僕、髪の毛は「生きている」と思っています。髪自体には神経がないですけど、髪には本人の感情や気分、体調が凄く反映されます。お客さんの中には「風邪ひいたからパーマとれた」っていう人もいるくらいだし。切る僕らもそれをちゃんと認識していないと怖いですよね。だからカットする時も決して作業的にやるのではなく「こう動いてくれ」って念じながら、思いを込めながら切っていきます。


究極の毛穴デトックス─「πウォーター」使用のヘアケア

●Pinaで最近導入したオススメのメニューは──
水を使ったヘアケア「ウォーターエステ」です(コースのみ5,250円・カットとウォーターエステ7,475円)。人間の体の中に入っている「生体水」に限りなく近い水。「π(パイ)ウォーター」を使ったヘアケアです。

特徴は?──
毛髪や頭皮にいちばん吸収しやすい水なので、水分補給はもちろん、毛穴のデトックスになります。頑固な汚れも根こそぎ落とす、カビキラー級です(笑)。水は400ccくらいを循環させるので、最終的に「これだけ汚れが出ましたよ」って見せる事が出来ます。皮脂や洗い流せていないシャンプー剤、スタイリング剤などが目に見えないところでいっぱい詰まっているんですよ。中にはカルピスくらい濁る人も。アクエリアス級はまだマシかな(笑)。これは男女問わずオススメ。めちゃめちゃ気持ちいいですよ。


地域のサロンと共有して、街のキレイを盛り上げたい

●都島区とサロンの在り方──
このお店をして3年くらい経った頃に、何となく周りのお店の方々に認めてもらえた感じがしました。地域や周りとのコミュニケーションって大事です。都島ならではかもしれません。
でも、お店は馴染み過ぎてもダメなんですよね。古くさくなるし、新しいお客さんも入りづらくなる。じゃあどうすればいいか。その街を動かすある一部分の要素にならないとダメだなって思う。だから地域でヘアショーをしたり、いろいろな美容のイベントをするんです。このお店が存在する事で、その街がどうなるの?という所まで来ないと……。

ほかのサロンとの在り方──
ある種ライバルだけど、そこは共有して一緒に美容の価値をあげられたらと思う。根本は「街」。キレイな街にはいい人が住んでいる。逆を言うと、都島をもっとキレイな街にしたら皆いい人になる(笑)って。そんな中に「キレイにする」という僕らの美容文化が上手く繋がっていければなと思う。これからもそういう事を中心に、自分たちが出来る事は発信していきたいですね。

サロンdata
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Pina都島店
TEL:06-6925-0901
住所:大阪市都島区都島本通1-6-11
アクセス:地下鉄都島駅より徒歩1分
営業時間:火水9:00~19:00木金11:00~ 21:00土日10:00~20:00
定休日:月
カード使用:可
メニュー:カット\3,800、パーマ\9,450~、カラー\4,725~、ウォーターエステ\5,000※カット込み\7,300(\3,800+\3,500)
店坪:30坪
座席数:7席

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余計なものを一切省き、本当に基本的な技術にチカラを入れる
「ヘアメイクノークス」チーフ・SATOSHIさん(29)
美容師歴10年



国道一号線裏手、ツタヤの並びにある「ヘアメイクノークス」。広々としたスタイリッシュな店内には、サロンで心地よく過ごすための配慮が至るところに設けられる。チーフのSATOSHIさんのこだわりは、「どんなスタイルでも髪そのものを美しく見せること」。今回は、そんな凄腕スタイリスト・SATOSHIさんにクローズアップしてみた。



今までの土地とは違う京橋。やってみたらおもしろそうだと感じた

スタイリストになったキッカケ――
最初は、先輩に誘われたのがキッカケです。絶対になにがなんでも!というかんじではありませんでしたが気づけば10年。肌に合っていたんでしょうか(笑)。

今のサロンとのつながり――
今のサロンへ来て1年です。以前は別のところで働いていたのですが、今のサロンの経営者の考え方に賛同したのがキッカケで、このサロンのチーフとなりました。

京橋のスタイリストとして感じること――
最初は、この場所ではしんどいかもしれないという思いもありましたね。今までの土地とは違ったんで。でもそれ以上に、やってみたらおもしろそうという気持ちの方が強かったですね。京橋は、お客さん自身が美に対して貪欲な人が多いです。カタチにはめられていないというか、たとえば神戸=巻き髪みたいな、そんな決まったものがない。そこがおもしろいですね。あと、京橋のお客さんは、優しい人が多い。これは接客中のトークで感じますね。

スタイリストとして嬉しく感じること――
京橋という美容室が密集してる激戦区の中で、お客さんに二度、三度と繰り返し来てもらえるのは本当に嬉しいことですね。



どんなスタイルでも髪の毛そのものを美しく見せる

●SATOSHIさんの得意技――
カジュアル、クール、エレガントといろんな雰囲気の髪型がありますが、どんなスタイルでも僕が一貫してこだわりを持っているのが、髪の毛そのものを美しく見せることです。そのためには髪質の良さを最大限に引き出すベース作りが大事。カットも髪を美しく見せるための切り方をします。

●SATOSHIさんの考え方――
最近の美容室ではいろんな技術メニューがどんどん増えていますが、僕は余計なものはいらないと考えています。必要なのは、本当に基本的なカット技術ですね。ヘアスタイルというのは日々変わっていくものじゃないですか?だからこそ、基本のベースが本当に大事なんです。僕の場合はカラーやパーマもデザインを基に、その瞬間から2ヶ月先までを考えたものを提案していきます。

お客さんへの想い――
お客さんは、どんな小さなことでもバンバン相談してほしい。せっかく来ていただいてるんですから、聞かないとソン。もったいないですよ(笑)。たとえば家に帰ってからのヘアケアの仕方やセットの仕方など、なんでも聞いてほしいですね。スタッフ全員がヘアケアをはじめとする勉強をしているので、きちんとしたことをお客さんに伝えることができます。だからなんでも聞いてください。とにかく、携わったお客さん全員に笑ってもらえるようなスタイリストでありたいですね。



同店イチオシメニュー-「アロマヘッドスパ」

●同サロンでのイチオシメニュー――
断然「アロマヘッドスパ」ですね。されたあとは、本当スッキリしますよ。気持ちがいいし、リラックス効果も高いと思います。

●具体的にどういった内容?――
お客さんの疲れ(目・肩・体)別にコースを選び、4種からアロマローションをセレクト。ツボ押しの要領で、ヘッドマッサージを行います。もみだしながら洗うシャンプーマッサージも極楽ですよ。仕上げは専用ローションで頭・首・肩をマッサージします。体験されたお客さんから「気持ちいい!」「スッキリした!」という声がたくさん届いています。料金は、45分で5,250円。リフレッシュに最適な充実した内容です。



スタイル提案はインスピレーションで

SATOSHIさんのスタイル提案の仕方――
その人に似合うスタイルって絶対ありますよね。僕の場合はインスピレーションで感じます。その人の雰囲気、スタイル、ライフスタイル、それからどうなりたいのかという要望も大事にしています。丁寧なカウンセリングも心がけています。

この夏のオススメスタイル――
男性→耳が隠れるくらいのショートで、動きがあるパーマスタイルなんてどうでしょう?カラーは、ナチュラルブラウンベースがいいかんじですね。女性→スタイルに大きな変化をつける、というよりは、今まで維持されていたスタイルに、少し明るめのカラーを入れたり軽めのパーマをかけたりすることで変化をつけてみるのはいかがでしょうか?髪型というのはほんの少し変化をつけるだけで、だいぶ雰囲気が変わりますからね。カラーのおすすめは、アッシュ系のベージュや薄いピンクですね。

最後に、営業終了後の京橋との関わり方――
帰りに京橋でよく飲みますよ。そうですね、焼鳥の「土方」とか、「海鮮おどりや市場」とか(笑)。月に1度はスタッフ全員で誰かの誕生日祝いをやっていますね。

サロンdata
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ヘアメイクノークス
TEL:06-6351-2451
住所:大阪市都島区東野田町2-8-31 サンプラザビル1階
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅より徒歩2分、ツタヤ並びにあり
営業時間:11:00~20:00(縮毛とトリプルメニューは最終受付19:00)、10:00~19:00(日曜・祝日 最終受付18:00)
定休日:月曜・第3火曜
カード使用:可
メニュー:カット\4,200、パーマ\5,250~、カラー\6,300~、アロマヘッドスパ\5,250(45分)
店坪:43坪
座席数:8席

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疲れた時や辛い時にも来てほしい─「髪」だけに留まらないリラックス空間を
「Lee京橋店」スタイリスト・石田宗一さん(27)
美容師歴7年


京橋コムズガーデンの真隣にある大型サロン「Hair&Make Lee京橋店」。ガラス越しに中の様子を伺うと、まさに「最先端」というイメージの洗練されたサロンだ。さらに4月12日にはリニューアルを果たし、メニュー・技術・外見すべてにおいてますますレベルアップ。そんな環境に身を置く同店イチオシのスタイリスト、石田さんならではのこだわりを聞いた。


OBPがある京橋は働く女性が多く、機能的なスタイルを求められる方が多い

スタイリストになったキッカケ──
学生の頃からの夢でした。手に職をつけたいというのもあったし、昔から自分の髪の毛に触る事が好きでした。あと接客業をしたいというのも凄くあったんです。人と話をするのが好きだし、自分の勉強にもなる。それならこの仕事が本当にピッタリだなって。

今のサロンとの繋がり──
ここは2店舗目なんです。最初は心斎橋の別のサロンにいました。そこを辞めたあと、将来的に自分がサロンを開く時、飲食なども展開したいなと思っていたので、1年ほど飲食の勉強をしていました。その後、前から気になっていたこのグループで働いてみようと思ったんです。世間に打ち出すスタイルが気になっていたのと、店舗数やスタッフも多いし勉強できる所が多いのではないかと思いました。

京橋のスタイリストとして感じること──
OBPが近くにあるので、お客様はやはり働く女性が多いです。ヘアスタイルも機能的なスタイルを求められる人が多い。特に、朝からラクにできるスタイルのオーダーが多いと思います。逆に心斎橋時代はスタイリングに手がかかるようなスタイルのオーダーも多かったんですけどね。
あと、うちのサロンはお客様のほとんどが紹介やクチコミなのですが、同じ都会でも京橋のお客様は半分が地元の方です。都島や鴫野の方から来られる方もいらっしゃいますし、ミセスの方も多い。ほかと比べてクチコミも広がりやすいエリアだなと思っています。


根元を軽くするカット技「ルーツセニング」─動きが出てパーマもキレイにあたる

●石田宗一さんの得意技──
流行のスタイルは、聞かれたらすぐに提案できます。得意なスタイルはフェミニン系。可愛らしい雰囲気や、柔らかいスタイルです。ボブも得意ですよ。あとは、カットの速度が自慢です。特に「ルーツセニング」などは得意とするところです。

具体的にどういうカット?──
ルーツっていうのは「根元」という意味です。根元を軽くすいていく感じですね。根元からブツと切るわけじゃないですよ。根元って髪の毛がつまっていると思いますが、その隙間を大きくあけて、ほかの毛が動くスペースを与えてあげます。毛先だけすいても結局スペースが生まれてこない。だから動きがあんまり出てこないんです。量が多い人は特にオススメですね。

●メリットは──
普通のスタイルはもちろんですが、このカットはパーマにも活かされます。やっぱり根元をちゃんと軽くしてあげないと、パーマがキレイにふんわりあたらないので保ちも悪くなりますね。1ヶ月くらいでとれてしまうという人が多い理由はそれです。

Leeで最近導入したオススメのメニューは──
2つあります。1つ目は「パルッキー」。リニューアルのタイミングで導入しました。2つ目は4月24日に発売したばかりの、「エクラーレHag(ハグ)」を使った「ヘッドスパ」です。


驚きの浸透力でダメージ激減─「パルッキー」の正体とは

まず「パルッキー」とは?──
簡単に言うと水蒸気を出す機械なんですけど、普通の水蒸気がバスケットボールくらいの大きさなら、パルッキーから出てくる水蒸気はゴマくらいの大きさ。手に吹き付けても水滴にならない。それくらい細かい粒子のナノスチームが髪の中へ浸透します。普通の水では入りません。その浸透力によって、トリートメント成分をより一層髪の中に押し込める事が出来ます。パーマやカラーの薬剤も浸透しやすいから薬も少量で済むし、時間も短時間。だから、とてもローダメージなんですよ。そのうえ一緒に水分も閉じこめるので、仕上がりもしっとりしています。トリートメント、もしくは「水パーマ」をオーダーされた場合、パルッキーを使用します。


パーマもカラーもしてないバージン毛に戻る!? 奇跡のトリートメント「エクラーレHag」

2つ目の「エクラーレHag」は──
特殊なトリートメントですね。痛んだ髪の毛をバージン毛に戻す!従来の『トリートメントしてツルツルになる』という感じではなく、パーマもカラーもしてない元の髪、要は何もしてないバージン毛に戻るといった、もの凄いトリートメントです。近々各女性誌でも紹介されると思いますけど、これを使用した「ヘッドスパ」がイチオシです。うちにはヘッドスパ専用のお部屋がありまして、アロマを焚きながら「アモア」という技法を取り入れ、トリートメントしていきます。この「エクラーレHag」を取り入れているサロンは少ないと思いますのでオススメです。リラクゼーション利用もいいと思いますよ。※30分(2,625円)~50分(8,610円)

京橋店リニューアル、そして石田宗一さんの目標──
リニューアル後、メニューが増えたのはもちろんですが全体的なコンセプトとしては、以前より「大人の女性」というものを意識しています。技術、接客面も含めてより一歩先に行ったものを提案させていただきたいと思っています。それと、美容室はヘアスタイルを変えにいくというためだけの所だけではなく、やっぱり何か疲れたり、辛い事があったときにも来ていただけるような、そんな場所になれたらと思います。「髪だけ」に留まらず、リラックスできる空間を提供していきたいですね。


サロンdata
************************************
Hair&Make Lee 京橋店
TEL:06-6355-1007
住所:大阪市都島区東野田町2-2-15都島京橋ビル1階
アクセス:地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅より徒歩30秒、各線京橋駅より徒歩1分
営業時間:10:00~19:30(パーマ・カラー~19:00)木日祝10:00~18:30(パーマ・カラー~18:00)
定休日:なし
カード使用:可
メニュー:カット\4,725~、パーマ\7,350~、カラー\6,825~、ヘッドスパ\2,625~
店坪:60坪
座席数:22席



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