大阪市営地下鉄「蒲生四丁目」駅北口から南へ広がる城東商店街で7月2日、「土曜夜市」が開催され、大勢の人でにぎわった。

ポップコーン販売の様子

　「商店街に足を運んでもらえるきっかけになれば」と商店街の振興組合や店主らが始めた同イベントは、今年で35回目。業者には委託せず、自分たちの手で模擬店などを企画し、かき氷やポップコーン、ヨーヨーすくいなどの出店を運営する。

　同イベントの前身は、毎月4の付く日と月末に各店舗が営業終了後に小さなブースで出店していた夜店。当時は店の数も少なく人も集まらなかったため、商店街以外にも声を掛けたところ、近隣の店や町内会、地元小学校のPTAや卒業生らがボランティアで出店し協力することに。開催日は、毎年7月1週目・2週目の土曜と2週にわたっての開催とし、「土曜夜市」の名で浸透を図った。

　当日は約20店が出店。くじ引きなどの模擬店は「子どものお小遣いでも楽しめるように」とほとんどの店が100円に設定。缶バッジ作りのブースを出店していた大阪シティ信用金庫は、今年で2回目の参加。社員の川窪さんは「こんなにどこから人が来ているんだと思うくらい多くてびっくりしたが、大勢の人でにぎわっていて楽しい」と笑顔を見せた。

　城東商店街振興組合の副会長の大西貞夫さんは「商店街の活性化と地元の人が喜んでくれたらと思って始めた夜市が、今では毎年恒例となってたくさんの子どもたちや地元の方たちが来てくれてとてもうれしい。これからも毎年開催していくつもり」と話す。

　今年の開催は今月9日が最終。開催時間は18時～21時。