「第36回 私のアイデア貯金箱」コンクールの上位入賞作品240点が現在、イオンモール鶴見緑地(大阪市鶴見区鶴見4)で展示されている。主催はゆうちょ銀行。
同コンクールは、郵便貯金創業100年を記念して1975(昭和50)年に始められたもので、今回で36回目を数える。貯金箱を作る材料は自由、一辺の長さが25センチ以内で持ち運べることという条件の中で、小学生が1人1作品応募できる。作品は学校内の審査で1学年1作品選出した後、1次審査を経て昨年11月末の2次審査で240の上位入賞作品が決定した。今回は、全国の小学校1万1719校から81万1077作品の応募があったという。
東大阪市立石切小1年・田中萌さんの作品「そらからみたよ」はカラフルな気球型の貯金箱。「ききゅうにのって、空から見たけしきがとてもきれいだったのをおもい出してつくりました」とコメントが添えられている。「何回もお金を入れたくなるような貯金箱を作ろうと思って、家にあったもので作りました」というのは、三重県桑名市立多度中小4年・加藤美来さんの作品「ピラミッド・パワー」。それぞれ趣向を凝らした作品が並ぶ。
会場には、広島から家族で展示作品を見に来た川原侑真くんが、自分の作品の前で記念撮影。「(バイク)のフレームを作るのが難しくて何度もやり直した。初めて入賞してうれしい。」と笑顔で語った。昨日は、作品を見に来た「ついでに」USJへ行ったとも。
今回は応募作品1点につき10円を、ゆうちょ銀行が日本ユニセフ協会と通じて東日本大震災被災地へ寄付。総額811万770円を寄付した。
開催時間は10時~19時(最終日のみ18時まで)。入場無料。今月9日まで。今後、名古屋・東京、仙台でも展示を予定。