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和歌山を応援する運転士手作りのポスター、京橋駅ホームに20連貼り

JR京橋駅内回りホームの「南紀パスで元気な和歌山を体験しよう!!」20連手作りポスター

JR京橋駅内回りホームの「南紀パスで元気な和歌山を体験しよう!!」20連手作りポスター

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 JR京橋駅構内に現在、和歌山を応援する20連の手作りポスターが掲出されている。

和歌山の人気者もイラストに

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 同ポスターは、割引価格で和歌山県内を周遊できる「南紀パス」をPRするもの。環状線内回りのホーム壁面に設置された20連のポスター枠に「南紀パスで元気な和歌山を体験しよう!!」の一文字一文字が当てられている。作成したのは運転士の森田隆法さん、山口康浩さん、横田真志さん。3人は運転士歴5年以上を対象とした研修で今月から京橋駅に1カ月間「留学」中。普段の業務から離れ、駅構内での改札業務や遺失物の対応、周辺の清掃などに当たっているが、自分たちがほかに何か手伝えることはないかと考え、ポスターを作ることにしたという。

 テーマは、台風被害に遭った和歌山への支援につながればと来年3月中旬まで同社が行っているキャンペーン「南紀パス」を選択。同パスは、大阪・京都・神戸市内発着の往復特急列車に熊野那智大社や白浜などの観光地を含む和歌山県内のJR指定区間や現地バスの3日間乗り放題がセットになったもの。文字だけでなく「目を引くものを作ろう」と、それぞれの観光地の目玉をイラストで添えることにした。

 しかし、手始めにパンダを描こうとしたところ、「白と黒のバランスがわからなかったり、熊みたいに見えたりパンダとはほど遠いものになった」と3人は苦笑しながら振り返る。その状況を、横田さんが帰宅し妻・亜紀さんに話したところ、絵の心得がある亜紀さんが一晩かけてパンダのほか、ミカン、クジラ、梅などのイラストを添えたポスターをデザインしたという。

 間もなく「留学」期間を終える3人。「京橋駅はやる気のある若手社員が多く、いい刺激を受けた」と話す。

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