京橋画廊(大阪市都島区東野田町2)で12月8日、「山野好民 石の彫刻作品展」が始まった。
兵庫県生まれの彫刻家・山野好民さんは、金沢美術工芸大大学院で彫刻を専攻していたときに「石」に引かれ、卒業後は石彫刻の制作に専念できる環境を求めて香川県小豆島に移住。以来、各地で個展を開いたり、作品展に出展したりしながらさまざまな石彫刻の作品を制作してきた。
今年3月には、大阪市立美術館で開催された「2011・ZERO展」に出展。体験アート作品「skinstone(スキンストーン)」が大賞を受賞し、その副賞が同スポンサーギャラリーでの個展開催権で今回の開催となった。
石彫刻は、1メートル四方の岩を機械で削った後手で割り進め、最後にやすりをかけるという。展示作品は子どもや猫をモチーフにしたもの、注文をもらったら名前を彫るという本をかたどった表札、「Loving 体現するかたち」と題し石に頭を入れる体験アートなどを展示している。
開催時間は11時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月13日まで。