大阪城公園(大阪市中央区大阪城1)で8月29日、自転車発電アトラクションのデモンストレーションが行われた。主催は地球環境問題に取り組む大阪の団体「Lovearth Camp」。
会場に設置されたのは「自転車発電機ディスコ☆マーラー」。自転車のペダルを踏み込んでタイヤを回転させるとオルタネーター(交流発電機)を介して電気が起き、そのエネルギーでターンテーブルのレコードを演奏する仕組み。ペダルを踏み続けると音楽が鳴り、ペダルを止めると音楽は止まる。楽しみながら電気エネルギーの重要さを感じてもらうのが狙いという。
「シンプルなアトラクションだがエネルギーを起こす手応えを体感できるとあって、体験した人は皆笑顔で楽しんでくれる」と同団体代表の甲斐フミヨさん。簡単なように見えて意外と難しい自転車による発電。関係者によると力を均等に出し切って1曲(約3分)のレコードを終わりまで聴けるのは5人に1人位だという。
「Lovearth Camp」は2009年4月に結成された。日頃はイベントやインターネットなどを通じて主に若年層に向けて地球環境問題や東日本大震災の支援活動などを続けている。「若い人たちが、身近なことから電気エネルギーについて考えたり、復興支援を行ったりするきっかけになれば」(同)。
「自転車発電機ディスコ☆マーラー」は10月10日に舞島スポーツアイランドで行われる渚音楽祭ほか、今後もさまざまなイベントに登場する予定。詳細は同団体のホームページで確認できる。