京阪電車天満橋駅直上に位置する京阪ビルディング(大阪市中央区天満橋京町)北側壁面に「夢ロボ」が登場し、黙々と昇降するロボットの姿に通行人が足を止め見上げている。
「上海万博」に出展した「日本産業館」の壁面を休むことなく昇降する姿は、日本人の勤勉な姿を彷彿(ほうふつ)とさせると話題を集めた同ロボット。大阪市の工業ロボットメーカー・マッスル(淀川区)が製作し、シャープの液晶テレビ「AQUOS」のデザインなどを手がけるプロダクトデザイナーの喜多俊之さんがデザインした。
大阪出身のロボットで「関西に向かって元気を発信する」をコンセプトに、京阪電鉄が企画した。サンタの格好をしたロボットが10メートルほどのはしごを約15分かけて昇降する。当初1体だけの展示だったが15日からは3体展示に変更。3体の野外展示は国内初で、サンタ姿の夢ロボがそれぞれ昇降する姿は見ものになっている。
夜にはライトアップされ、昼とは違った楽しみ方も。光のルネサンスやドリカムツリーなどとともに訪れる人も増えている。
「夢ロボ」の昇降展示は10時~22時。来年1月16日まで。