京橋にイタリア料理店「ピッツェリア エ トラットリア フォルティッシモ」(大阪市都島区東野田町1 TEL 06-6354-3212)がオープンして2カ月が過ぎた。
店舗面積は16坪で、席数はテーブル22席、カウンター6席。「本場ナポリの食堂をイメージした」という店内には、ナポリから直接取り寄せた直径1.5メートルほどのまき窯を備えた。
元々フランス料理のシェフをしていたオーナーの中川博之さん(37)がイタリア料理を志したのは6年前。たまたま口にしたナポリピッツアの味に衝撃を覚え、イタリア料理なかでもナポリの味を研究し始めた。「それまでは、フランス料理に比べ大ざっぱな雰囲気のイタリア料理を軽く見ていたが、その家庭的なところが面白い」と中川さん。
同店の「人気」メニューは、海鮮イタリア料理(1,450円~)とピッツア(1,450円~)。注文を受けてから1枚1枚焼き上げるピッツアは、表面はパリッとしているが、中は柔らかく、モッチリとした食感が特徴。ピッツアは人気を集め、オープンした8月だけで1,000人近い来客があったという。
都島は中川さんの地元。「昔から特徴のある店が少ない」と感じていた中川さんは「独立するなら都島で」と決めていた。「普段皆さんが知っているイタリアンよりも濃厚で、ある意味マニアックかもしれない」とも。「気軽にワイワイと楽しめる店を目指したい」という中川さんは現在、子どもを対象にしたピッツアスクールも計画している。
営業時間は、月曜から金曜=11時30分~14時30分・17時30分~22時30分、土曜・日曜・祝日=12時~15時・17時~22時。