天満橋の「バール・ウーノ」が13周年-こだわりのエスプレッソに常連客

軽やかな会話が絶えない「バール・ウーノ」の店内

軽やかな会話が絶えない「バール・ウーノ」の店内

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 天満橋・源八橋近くのイタリア風カフェ「バール・ウーノ」(大阪市北区天満橋1、TEL 06-6353-1209)が9月29日で13周年を迎える。

メニューの片隅のこのメッセージを目にするだけで、「カッフェ」気分に浸れる

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 軒先を飾るのは、「CAFFE」の赤い看板と黄色い「ESPRESSO」の看板。店舗面積は約10坪、ナポリの街角を思わせるたたずまいの同店は、大手コーヒーチェーンなどが日本へ本格的に進出する以前から、本場のバールのような本格的なエスプレッソが味わえる店として知られ、周辺のオフィスや対岸の都島区をはじめ、市内各所から常連客が足を運ぶ。

 学生時代にイタリアを旅行し、バールの活気に心を奪われたマスターの宇野圭介さん(38)は、「大きな橋や川があり近くにはオフィス街もある」環境に引かれ、13年前に同所で店を開いた。

 「バールといえばこれ」というこだわりのエスプレッソ(250円)は、伊ナポリで焙煎(ばいせん)された豆を直接輸入して抽出したもの。芳香が濃くどっしりして酸味が少ないナポリ風の味で、多くのファンがいるという。「毎日自分でも昼食で食べ、飽きのこない味を作り上げて来た」というトマトソースによるペンネアラビアータ(850円)など、シンプルながら、じっくりと作り上げたメニューも用意する。

 味だけでなく、雰囲気づくりにも「バール」への思いを込める。店に置くすべてのメニューの片隅に「1杯のカッフェから恋のはじまることがある」と手書きで書き添える。「快活なやりとりの声であふれるバールのような店でありたい」という思いを込めた「店の経営骨子です」と宇野さんはほほ笑む。実際に10組以上のカップルがここで誕生したという。

 営業時間は10時~14時(土曜は12時30分~)、16時~22時。日曜・祝日定休。

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