帝国ホテル大阪でオランウータンの写真展-「生物多様性」考える

ボルネオの密林で暮らすオランウータンを中心に、世界各地で撮影した動植物の写真を展示

ボルネオの密林で暮らすオランウータンを中心に、世界各地で撮影した動植物の写真を展示

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 帝国ホテル大阪(大阪市北区天満橋1、TEL 06-6881-1111)で現在、世界的動物写真家・岩井光照さんの写真展「森の人 オランウータン:密林のきらめき」が開催されている。

さかなクンもイベントに登場

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 屋上緑化やイベント時のグリーン電力システムの利用、水のリサイクルなど環境問題への継続的な取り組みを行う同ホテル。同企画は「絶滅の危機にさらされているオランウータンの現状から、地球にすむさまざまな生き物の命のつながりである『生物多様性』について親子で考える機会を提供したい」(総支配人室企画課の福田奈津記さん)と企画した。

 写真家・岩井光照さんは、19歳の時に訪れたガラパゴス諸島で自然の驚異に圧倒され、それ以来、動物写真家として森林・海・サバンナ・山岳地帯など、地球のあらゆるフィールドで生き物や自然の撮影をしている。同展ではボルネオの密林で暮らすオランウータンを中心に、世界各地で撮影した動植物の写真約20点を展示。

 岩井さんは「オランウータンは地球にわずかに残された森の象徴。オランウータンが暮らせる森がいつまでも残ってくれることを心から願っている。この写真展を通して、一人でも多くの人がこの美しい『密林のきらめき』に気付いてくれることを期待している」と話す。

 8月15日には関連企画として、同ホテル開業120周年を記念する特別チャリティー企画「親子で学ぶ命のつながり-オランウータンのすむ森から-」を開催。WWFジャパン顧問で環境省いきもの応援団でもある「さかなクン」が「生物多様性」をテーマに、オランウータンのすむ森と海の生き物の命のつながりを例に、イラストを描きながらわかりやすく伝える。

 写真展は8月15日まで。鑑賞無料。特別チャリティー企画の詳細はホームページで確認できる。

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