「記者の卵」が取材体験-「みん経ネットワーク大阪」の水都大阪企画で

真剣に耳を傾け、メモしていく記者の卵たち

真剣に耳を傾け、メモしていく記者の卵たち

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 みんなの経済新聞ネットワーク大阪(梅田経済新聞・なんば経済新聞・京橋経済新聞)は9月19日・20日、「水都大阪2009」の市民参加プログラムとして「水都大阪2009を取材してみよう 小・中学生1日記者体験」を実施した。各編集部の記者が講師となり、小学校5年生から中学3年生の「記者の卵」に実際の取材活動を体験してもらうという同プログラム。一般公募で集まった25人が参加した。

八軒家浜を取材した記者の卵たち(関連画像)

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 20日午後、体験記者たちは「水都大阪2009」のメーン会場である中之島の中央公会堂で記者によるレクチャーを受けた後、八軒家浜の会場に出向いて取材を行った。八軒家浜では同日、水都朝市リバーカフェ、「大阪ステキ発見」と題した写真展、カヌー体験などさまざまな催しが実施されていた。体験記者たちは2つのグループに分かれ、それぞれ取材対象を各催しから選ぶ。写真展、迷子センター、淀川で泳ぐ魚のブースなどを「取材してみたい」という声が上がる中、最終的に朝市に出店する梅販売店「紀州みなべの南高梅」と「巨大アヒルのオブジェ」を取材することに決定。

 朝市の店舗では、まずはあいさつと名刺交換から取材がスタート。慣れない手つきでたどたどしくも丁寧に両手で名刺を交換する姿が印象的。その後各自が店舗代表者・「みなべいなみ農業協同組合」の出口春夫さんに「何が一番売れていますか?」「なぜ南高梅というのですか?」などといった質問を投げかけ、メモを取っていく。突然現れた記者の卵らに道行く人も興味を示していた。一方、巨大アヒルのオブジェ取材を行った女子記者グループは撮影係と質問係に分かれて取材。来場者のインタビューで、どの人に声をかけようか迷った結果、応じてくれたのは名古屋から訪れた家族だった。

 取材後は中央公会堂に戻り、記事を書き上げた。机についた途端、悩む様子もなく原稿用紙にスラスラとペンを動かしていく記者もいれば、何度も別の紙に下書きを重ねてから書き始める記者の姿も。参加した豊中市の大久保蓮君(小6)は「人に質問をするのはとても緊張したけど楽しかった」、同じく豊中市の岡本華歩さん(小6)は「一番楽しかったのは文章を書く作業。またこういった体験ができる機会があればやりたい」と意欲をみせていた。

 体験記者らが書いた記事と撮影した写真は、今月中に実際に梅田・なんば・京橋の各経済新聞の特集記事として掲載される。

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