8月21日・22日、大阪城一帯を約1万5,000個のろうそくあんどんの光で彩る「大阪城 城灯りの景」が開催された。
幻想的な夏の夜を体感できる同イベント。開催初日の21日は19時ごろから雨が降り出し、傘を持たずに会場に訪れる人の姿も目立った。
メーン会場となる西の丸庭園では、無数のあんどんの光が、ライトアップされた大阪城をバックに揺らめいた。多くのアマチュアカメラマンがあんどんを囲むように集まり、ベストショットを狙う姿も。来場者はあんどんに100円でメッセージや願いを入れることができ、「大阪を元気に」(平松市長)など書かれた光が大阪の夜を彩った。
会場には2日間だけの「天下の台所・城灯り屋台レストラン」も登場。大阪ならではのなにわ伝統野菜と国産黒毛和牛にこだわった屋台料理で腕を振るったのは、「肉料理とワイン 遊山」(大阪市北区)オーナーシェフの安田宰英さん。「鳥飼茄子と犬鳴豚のキーマカレーdeニョッキ」(500円)、「犬鳴豚のひとくちカツドッグ」(300円)などの低価格メニューを提供し、来場者に舌鼓を打たせた。
城東区から浴衣で遊びに来た井上さん(23)は「雨降りで残念。でもロマンチックな気分になれた」と笑顔を見せていた。