「たったひとつの宝物」─1点ものの手作り雑貨を扱う雑貨店オープン

オーナーの成宮成人さん(27)。親しみやすい成宮さんと会話が弾み、長居してしまうお客さんやアーティストも多い

オーナーの成宮成人さん(27)。親しみやすい成宮さんと会話が弾み、長居してしまうお客さんやアーティストも多い

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 都島区役所向かいのビル3階に8月8日、古着・雑貨店「三日月」(大阪市都島区中野町3、TEL 06-6352-7610)がオープンした。

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 「ここにしかないもの」、「『たったひとつの宝物』を探す」をテーマとする同店。見た目も一風変わった灯台風のビル内に店を構え、アクセサリー・詩集・本・ポストカード・陶器・CD・ハンカチなど、委託アーティストらによるここでしか取り扱っていない1点ものの手作り雑貨ばかりが並ぶ。服はオーナーの成宮成人さん(27)が自ら仕入れたもので、古着・新品とも揃える。店内は、人形や置物などが雑然と置かれた、「不思議」空間でありつつ、成宮さん自身の作品や、地元の子どもたちが描いた絵をディスプレイするなど、手作り感溢れる雰囲気。また、夜になると塔そのもののライトアップにより、昼とはまた違った空間を楽しめる。

 ポストカードやマグネットは100円~。人気商品は「さごちゃんhouse」の手編みぬいぐるみのストラップ(600円)やヘアアクセ(300円)、全種類同じものはないという「三日月オリジナルTシャツ」(3,300円)など。「アクセサリーなどは、お客様にアンケート用紙に記入してもらい、自分だけのオリジナルをオーダーできる。こういう商品が欲しいというお客様の『発注』ありきで作る商品も企画している」(成宮さん)。また、アーティストによる持ち込みも可能。「店内のスペースを利用して、自分が作ったものを外に出す機会にしてもらえれば」(同)とも。

 10月からは店内のスペースを利用して、雑貨作り教室の開催も企画。「アーティストを講師に招き、みんなで作ったものをここで売ったり、プレゼントにしたりしてほしい」(同)と話す。

 19歳から絵や詩、歌、小説、童話などをプライベートで書き続けていたという成宮さん。「いつか自分の店を開こうと思って少しずつ計画を練った。今まで医療事務の仕事をしていたが先月退職し、1ヶ月でここを準備。周りの協力もあって無事オープンできた」と話す。この場所でのオープンについては、「灯台というこの建物のインパクトに惹かれた。20年くらい前に都島の象徴として建てられたと聞いたが、3階部分はしばらく倉庫で、1回目でここを見つけて惚れ込んだ」という。「今後はここにアーティストも呼んで、ギターを弾いてもらったり、歌ってもらったりと、イベントスペースとして多彩にやっていきたい。ここからいろいろなことを発信して、雑貨店プラス別の顔もある面白い空間にしていければ」(同)と意気込みも。

 営業時間は12時~22時。木曜定休。

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