大阪城ホール文化振興部(企画運営、大阪市中央区大阪城3)は、舞台芸術分野の人材育成を目的に大阪市が主催する「舞台芸術ワークショップ・大阪2007」の参加者を募集している。
「舞台芸術ワークショップ」は1995年から開催されている事業で、これまで、宮本亜門さんによるミュージカル・ワークショップや、野田秀樹さん、内藤裕敬さん、わかぎゑふさんによる演劇ワークショップ、市川猿之助さんによる歌舞伎ワークショップなどが行われてきた。
今年度は、世界で活躍するジャズトランペッターの日野皓正さんらを迎え、「日野皓正シニアJazz Big Bandワークショップ」を開催。楽器演奏経験のあるシニア世代を対象に、ワークショップを経て、大阪発シニアジャズビッグバンドの結成を目指す。
「今回は、ジャズになじみがあり、経験のあるシニア世代が対象。そのスキルアップを図っていくうえで、今後地域に根付いた演奏家として、大阪市の事業への出演や指導者として活躍していただくことを目指している」(大阪城ホール文化振興部)という。
募集定員は30人で、書類審査、オーディションによる選考後、11月~来年2月に計10回のワークショップを開く。参加費は10,000円。日野皓正さん(トランペット)をはじめ、多田誠司さん(アルトサックス)、片岡雄三さん(トロンボーン)、石井彰さん(ピアノ)、金澤英明さん(ベース)、海老沢一博さん(ドラム)らが、演奏技術だけでなく、即興表現などの指導を行う。
「日野さん自身がとても熱心で積極的。日野さんをはじめとした超一流のミュージシャンに直接指導していただくチャンス。この機会にもう一度ジャズの魅力を広めていただきたい」(同)とも。
応募締め切りは10月15日必着。申し込み・問い合わせは、大阪城ホール文化振興部「Jazzワークショップ」係(TEL 06-4792-2061)まで。