水辺と街を結ぶ拠点が誕生-「『川の駅』はちけんや」完成

土佐堀通側から見た施設エントランス

土佐堀通側から見た施設エントランス

  • 0

  •  

 水都大阪再生のシンボルとして建設が進められていた「『川の駅』はちけんや」(大阪市中央区北浜東1)が完成し、23日大阪府の橋下知事や大阪市の平松市長らが出席して記念式典が行われた。

[広告]

 同施設は、市内の遊覧船の発券待合所やウエディングもできるフレンチレストランを備える。市民や観光客に水都大阪に関する情報を提供し、水辺のにぎわいを作り出す新しい拠点として、大阪府と民間企業などが建設を進めてきた。営業開始は8月1日からとなる。

 完成記念式典に出席した大阪府の橋下知事は「世界の各都市は景観整備に力を入れ、積極的にアピールしている。大阪にとって川は宝。さらに水と光のまちづくりを進めたい」とあいさつ。中之島公園の整備を進めている大阪市の平松市長も「府と市が協調して行動している成果」と水都大阪再生に向けて連携して取り組んでいく意欲を見せた。

 大川に面した地上1階地下1階の施設は、どの場所からでも川の風景が感じられるよう設計され、水辺とのつながりを意識したものとなっている。また地下1階に面した川沿いの遊歩道には川面に向かって階段状の「雁木(がんぎ)」の工事も進められており、陸から水に近づけるだけでなく小型のボートなども着岸できる構造となる。

 今後は、8月22日から開催されるイベント「水都大阪2009」で同施設は活用される他、地下1階部分は水都再生を目指して活動するNPOによる運営が計画されるなど、本格的な「川の駅」としての内容の充実が図られる。

 「川の駅」はちけんやは、京阪電車、地下鉄の天満橋駅北側の八軒家浜港に隣接。地上1階のレストランの営業時間は11時~22時30分。火曜定休。地下1階の観光船案内所は船の運航に合わせた営業となる。

京橋経済新聞VOTE

あなたのお住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース