「街の社長をヒーロにする!」をコンセプトに、大阪の中小企業のさまざまな情報をインターネット上で発信するニュースサイト「パブリシティ大阪」が6月17日、開設した。
同サイトは、企業からのリリースを「ニュース」として取り上げ掲載するほか、YouTubeを使ったオリジナル動画や取材記事で各企業を広くPRするもの。運営はファイコム(大阪市北区天満1)。
サイト制作のきっかけは、同社が制作・編集していた大阪の中小企業情報誌「b platz press(ビー プラッツ プレス)」。2001年の立ち上げから2008年92号まで担当し、さまざまな分野で活躍する社長を対面取材してきた。そうした経験から、「大阪にはアイデアあふれる面白い企業がたくさん存在するのに、なかなか全国には伝えられていない」(浅野由裕社長)と痛感。「もっとうまくPRできる方法はないか」と考えた末、同サイトの立ち上げを決意したという。
1,000社以上の企業取材実績から浅野社長が確信するのは、「大阪の企業は熱い」ということ。近年は特に、ロボットや機械など「モノ作り」の企業に注目しているという。現在同サイトに動画掲載しているのは、東洋理機工業のお好み焼きを焼く「お好み焼きロボット」やイーガーの「世界一弱い紙マネキンロボット」などユニークなものばかり。動画ではロボットのみならず「社長紹介や新商品など、いろいろな角度から企業をPRしていく」(同)とも。
ニュースリリースの掲載は無料。掲載したリリースは各メディアに配信される。動画制作費は15万円(1分~)、取材記事=5万円~。